内容説明
香りの策士クレオパトラ、帝を酔わせた楊貴妃の赤顔、戦国武将のお歯黒美学など、古今東西の人間を惹きつけた化粧の謎。
目次
第1章 「裸は自然」の謎
第2章 清潔が化粧を駆逐する
第3章 東西化粧狂騒史
第4章 美人は本当に「色白」か
第5章 男は元来化粧好き
第6章 コミュニケーションとしての化粧
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko💖avec ヴィタリにゃん💗
59
読み友綾さま、有難うございます。戦国時代、相手に殺されて首を取られた時の為に化粧を施し、白髪も黒に染めていた。黒に染めていたのは「白髪の老人まで出陣している程弱いのか!」と思われない為。ヤマンバメイクやら色々、メイクの歴史を辿る事が出来て中々秀逸な本でした。お歯黒って1回やったら2度と取れないんですね😨2021/07/02
ユウユウ
27
整容も化粧の一種といえばたしかに。第3章の「東西化粧狂騒史」は知っていることも多かったけれど、あらためておもしろかった。美しくなるなら死んでもいい、が冗談でないところが恐ろしい。今の時代の化粧や美容法も、何十年何百年先には信じられないものになっているのかな。2019/09/12
ぽっか
5
化粧は面白い。日本では「自己隠蔽」的側面があるのに対し、欧米圏に行くと「自己解放」的なアイメークが目立つ。筆者は化粧を身体変工(爪切も含む)ととらえ、人間は有史以前よりずっと化粧をしてきたと言う。狩猟採集時代は祭りのムードを盛り上げるために。身分の分化が始まってからは社会的地位を象徴するために。悲しいかな。文字通り毒をぬりたくって、命を削ってまで美を追い求めてきた我々。美の概念も、国策や宗教的教義に影響され変遷していくのに。その変遷を知ると、化粧の目的がなんなのか改めて不思議になる。2019/11/20
紅白味噌合戦
4
僕はイケてないほうの男なので化粧やファッションに気を使うことに否定的でした。ですが人間の本能としてそのような面があること、自分も何気なく化粧行為を行っていることに気づけました。知っていましたか? 日本の男子が化粧に否定的なのはここ百年だけですよ。2013/09/15
in medio tutissimus ibis.
3
主に日本と欧州から、化粧に纏わる広範な話題が展開されて非常に興味深い一方で、一つ一つについて掘り下げが浅く、相互の参照も不十分である憾みがある。一例を上げれば、ある貴婦人が朝夕と別種の化粧をしていたという話は、後の光源による化粧の映え方の違いの考察への一助となったであろうし、そこで我々の知る蛍光灯や白熱灯と対比してのくだんの貴婦人の夕べの化粧を照らしたろうそくの光の性質について考察することも可能であっただろう。2019/06/08
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- 和書
- ナガサキの空




