内容説明
EU統合の流れのなか、独自のスタンスをとるフランス。大革命以来連綿と続いた近代個人主義が、1970年代以降のポスト・モダン期を経て「欲望」を全面に立てて大きく変貌した。カトリック的道徳の衰退に伴う家族形態の変革、文化的政治的に最大限の抵抗を試みながらも浸食するアメリカの影響力。個人の質的変化がフランス国家のアイデンティティをも問い直す。明治期以来「自由・芸術・個人主義の国」として日本人に認識されたフランスの最新の姿を、文学・思想を手がかりに捉え直す。
目次
序章 わが国における近代フランスのイメージ
第1章 フランス人の多様性
第2章 フランス語の現在
第3章 共和国の矛盾
第4章 現代フランス人のモラル
第5章 個人主義と権利社会
第6章 社会、社交、会話
第7章 成人の文化としての特性
終章 フランスにおける日本のイメージ
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- 和書
- ナガサキの空



