内容説明
巨人、広島で18年投げ続けた左腕による渾身の野球論。投手と打者の間には何があるのか。
目次
第1章 投手とは何か
第2章 右の強打者・左の強打者
第3章 先発とリリーフ
第4章 巨人と広島―両極端のプロ野球チーム
第5章 無礼なピッチャーとして
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やきいも
62
野球に興味のある方だったらかなり楽しめる本だと思います!1980~90年代に広島東洋カープや読売ジャイアンツでピッチャーとして活躍した川口和久さんが書いた本です。バッターを撃ち取るための投球の組み立て。どうやって新しい変化球を覚えていったか等をわかりやすく解説してくれています。キャッチャーと最初は意見があわずケンカしてたけど、だんだん相手の熱意に心打たれて仲良くなり名バッテリーとなっていくエピソード等も書かれていてその箇所は読んでて泣けてしまいました。2015/05/30
再び読書
14
広島時代の豪快なピッチングが印象的だった川口氏の自叙伝てきな本。広島の強さの本質がわかる。真摯に練習に取り組む歴史というか、土壌が広島にはある。また、先発からリリーフへの転向の際のフォームの変更など、一般のファンにはわからないところが、説明されていて面白かった。そのうえ、メーク・ミラクルのころの逆転優勝の際に、リリーフの順番を決めていたミスターは流石の天然人だと、ある意味関心した。酒は練習で抜くというのも、いかにも野武士的で懐かしい野球人ですね。2014/06/26
たーくん
7
再読→→→ピッチャ-とはどのような生きものなのか。投手にはタテ型とヨコ型がある。三振をとるとはどのようなことか、先発とリリ-フの決定的な違いは何か? 広島、巨人で18年間投げ続けた左腕の画期的野球論!2020/07/01
あらあらら
6
15年も前の本。懐かしい名前がたくさん。FAはできたがアメリカにはそんなにいってない時代。名勝負がたくさんあったな2014/11/19
お笑いループシュート
1
再読です。1999年の発売なので今となっては時代遅れになってる箇所もありますが、基本的な心構えや考え方は変わっていません。 投手には自分のようなタテの投手とヨコの投手がいて、ヨコの投手の例としてカープの先輩の大投手・北別府学をあげていたのが好対照で印象深かったです。 巨人に移籍して一時は引退まで考えてたのに宮田投手コーチと出会って先発からリリーフに転向して投球フォームから変えて、遂には胴上げ投手にまでなれた展開は胸熱です。2020/07/08