講談社現代新書<br> 新書アフリカ史

講談社現代新書
新書アフリカ史

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  • サイズ 新書判/ページ数 596p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061493667
  • NDC分類 240
  • Cコード C0222

内容説明

人類誕生から混沌の現代へ、壮大なスケールで描く民族と文明の興亡。新たなアフリカ像を提示し、世界史の読み直しを迫る必読の歴史書。

目次

第1部 アフリカと歴史
第2部 川世界の歴史形成
第3部 外世界交渉のダイナミズム
第4部 ヨーロッパ近代とアフリカ
第5部 抵抗と独立
第6部 現代史を生きる

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

GaGa

38
これは非常に読みやすくまとめられた良書である。これを読むまでアフリカのことなど自分がいかに知らなかったのが良く判った。タイムリーと言ってはいけないのかも知れないが、現在チュニジアが政治的不安定な状況だが、これからの政治や経済の発展次第で、アフリカ史は他の大陸以上の大きな変化を迎えていくことになるのではないだろうか。2011/01/17

サアベドラ

26
先史から現代までのブラック・アフリカ概説史。執筆陣は歴史学者の他に文学者や文化人類学者など幅広い。新書で約600ページもあるが、空間・時間的に非常にスケールの大きい題材なのでまだまだ読み足りない。1997年に出た本のため記述の一部にもう古くなっていると思しき箇所があり、また当然ながら刊行年以降の流れは書いてないので他書で補う必要がある。とは言ったものの、本書のように正面からアフリカの歴史に向き合った日本語の本は今でも珍しく、欧米やアジアに偏った歴史知識の補完のためにも、一読の価値があると思われる。2018/04/12

Akihiro Nishio

20
アフリカにてアフリカの歴史本を読む。新書としては600ページという異常な分厚さで、西洋列強による植民地化まで、まったく知らない王国の話が続く。植民地化の少し前、奴隷貿易が始まる前までは、アフリカは西洋と比べてそれほど遅れていたわけではなかったことに驚いた。また、第二次世界大戦以降の独立と民主化の困難も非常に興味深く読めた。あまりの情報量に消化不良なので、今度は各国や地域ごとの歴史を読んでいきたい。2016/09/23

fseigojp

19
21世紀のラストランナー やはり生命力ありますね2016/08/25

coolflat

17
古代から現在までのアフリカの歴史。ナイル川地域、ニジェール川流域(西アフリカ、サハラ地域)、ザイール川流域(中央アフリカ)、ザンベジ川流域(南アフリカ)というように、地域を区分し、地域ごとに歴史がどう発展していったのか、その地域特色は、といったことが書かれている。また大航海時代以降の近代ヨーロッパとのつながりと、それぞれの地域で交易がどう発展していったのか。そして最も重要なのが、これらのことにおけるアフリカ人奴隷貿易の歴史だろう。アフリカ人奴隷貿易の歴史に重点を当てているのが、本書の特筆すべきところだ。 2016/09/17

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