内容説明
もの言わぬ、静かな子供たちが示す、優れた空間認識や記憶力。ときには破壊的なまでの、習慣や物事の同一性への固着。認知心理学を通じて見た自閉症が私たちに語る、人間の心と脳のしくみ。
目次
第1章 自閉症の発見
第2章 自閉症の幼児期
第3章 自閉症の行動世界
第4章 自閉症の言語世界
第5章 自閉症の記憶世界
第6章 自閉症の時間世界
第7章 自閉症の感情世界
第8章 自閉症への教育的接近
第9章 自閉症とわれわれ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
24
自閉症児の発達過程が丁寧に書かれている。ただ、この記述には参考にされた本があるようであり、実際に自閉症の方やそのご家族が書いていらっしゃるものを読んでみようと思った。2014/05/18
袖崎いたる
3
自閉症者の記憶世界は(そうではない人たちと異なり)空間的な構造に依存していて、かつ、情報の圧縮ができていない。出来事の基本構造が十分に発達していないため、他人と話題を共有することが困難になっている。2022/06/20
Mihoko
1
とってもわかりやすかった。 2015/03/30
あ
0
つまんね2016/10/14
ちゃちゃまる
0
認知心理学を通じて見た 自閉症の人の世界。 行動世界、言語世界、 記憶世界、時間世界、 感情世界、からの教育的接近。 そして 人間そのものの謎。 新発見もたくさんあり 勉強になりました。 部分的には多くの人に 時折見える行動や反応が あるっていうことが なんだか納得できました。 わずかな違い は 大きな謎 になるのだね。2012/11/01