内容説明
「気」の発生するポイントとしてのツボ。五臓六腑を結んで「気」が流れるコースとしての経脈と絡脈。驚異の精密さで体系化された中国医学による人体観を平易に解説する。
目次
1 中医学の理論にみる「気」
2 「気」は肺を通り、手の先へ
3 肩から口にのぼり、大腸に属す
4 胃を通ってくだり、足の先まで
5 胸までのぼり、脾に属す
6 心の周囲から、手の先へ
7 肩までのぼり、小腸に属す
8 頭から膀胱を通り、足の先へ
9 足の裏からのぼり、腎に属す
10 心包からでて、手の先へ
11 耳までのぼり、三焦に属す
12 胆を通って、足の裏へ
13 肝を通り、全身を1周した「気」
14 「気」の今日的意義について
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
デビっちん
3
気功は精神と肉体を有機的に結びつける。中医学の原理である「気」を、人体のなかに限定して本書では簡単に解説している。中医学では、「先天の気」と「後天の気」がある。先天の気は、親から受け継いだもので、減ることはあっても増えることはない。後天の気は、日常生活の中で補給できる。「気」の流れるコースが経絡であり、「気」の発ポイントが経穴である。生理学による臓器の機能と、気の流れがセットになって記載されていた。「気」も「プラーナ」も、呼吸と体内に新たに生じるエネルギーの関係に深く着目している。流れをよくするためには?2015/05/06
takao
2
ふむ2022/10/25
ぶんちょう
2
新書だけあって気の通り道である経絡とツボについての説明を、コンパクトに読みやすくまとめている(念のため、健康になるためのハウツー本ではありません)。 足のツボを押したらお腹に反応があったりするのを経験しているので、経絡についてもっと勉強したら面白いだろうなと思う。ただし参考にする図書の難度が格段に上がりそう…。2019/03/23
Auristela
2
トキの気分で。2015/09/15
つむじ風
1
常に読み返している本です。若干簡単すぎる感じもしますが、ざっくり全体を眺めるには必須の本です。東洋医学的な見方と西洋医学的な見方が併記されているのも素晴らしいです。もう少し解説されてる経穴の数があれば最高でした。2013/07/26