内容説明
政・官・軍のリーダーとして大英帝国を支えつつ、宏壮な邸宅では社交、狩猟、スポーツに熱中―。空前の豊かな生活を送った活力あるエリートたちを描く。
目次
プロローグ 大英帝国の先頭に立つ者
第1章 貴族は稀族
第2章 貴族の豊かな生活
第3章 貴族の教育
第4章 ノブレス・オブリージュ
第5章 金と暇が生み出したもの
第6章 貴族の生き残り作戦
エピローグ されど、貴族
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かず
15
1991年刊。著者は英文学者、英国文化研究家であり、現在は上智大学名誉教授。貴族。貴い人の実態はどんなものかと思い、買い求めた。「大英帝国の先頭に立つ者」「貴族は稀族」「貴族の豊かな生活」「貴族の教育」「ノブレス・オブリージュ」「金と暇が生み出したもの」「貴族の生き残り作戦」「されど貴族」の構成。貴族の一端を垣間見るには良い本だと思います。本書を新年早々に読んだのは、今年1年の生き方改革の指針とするため。リーダー的気質に乏しい私ですが、率先して社会に対して寄与できる人になれるよう、精進したいと思います。2020/01/03
Musa(ムサ)
8
イギリス貴族の成り立ちと社会に与えた影響そして現在。イギリス貴族について基本的な部分が一通り書かれており、入門にもってこいな一冊でした。2022/09/24
hayatama
4
また出た、同じ著者の連続読みぐせ(笑)。でも、筆致が軽くて、読みやすいんだもんねぇ。イギリスの貴族、キーワードはノーブレス・オブリージュ。これに尽きるね。大馬鹿の限りを尽くしたヒトも多いけど、高貴なる責任を持ってるから、いまだに階級社会が継続中なんでしょう。2011/01/30
うさぎさん
3
ユーモアあふれる文章で知りたかったイギリス貴族の生体(!?)を分かりやすく説明してあって面白く便利。 社交とノブレスオブリージュが全ての基盤なのかなあと思ったり思わなかったり。2016/07/31
つくし
2
浅く広く、まさにディスイズ入門書という感じで有益だった。紹介されている文献も多く、今後ブックガイドとして活用していきたい。2016/07/10
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