内容説明
円高ドル安にもかかわらず、ドルが国際通貨NO1の理由。自由で無国籍、拡大するユーロ市場の実態。世界を震撼させたブラジルやメキシコのデフォルト危機。突出する日本の金融資産とアメリカの巨額な対外債務。各国マネー・センター間の争闘、米ソの世界金融戦略など、マネーという怪物を介して演じられる、もう一つの戦争の実態と行方を解読。
目次
1 現代の妖怪―国際金融問題の展開
2 アメリカの金融的支配力
3 ユーロ市場―ドルの裏返しの世界
4日本の経済と金融のオーバープレゼンス
5 暗く不吉な影―債務累積問題の真の脅威
6 国際金融ゲームの諸相
7 国際金融の背後の世界
エピローグ マネー戦争の行きつく先