講談社現代新書<br> 「韓非子」の知恵

講談社現代新書
「韓非子」の知恵

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  • サイズ 新書判/ページ数 193p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061488533
  • NDC分類 124.57

内容説明

権謀術数渦まく戦国の世。人心を掌握し、統治の実効をあげる必策とは何か?冷徹な人間観察と現実主義に立って、厳格な「法」の適用と、信賞必罰の「術」を説き、秦の始皇帝のブレインとなった思想家・韓非。現代を超えて読みつがれる古典には、現代を生きぬく貴重な示唆と知恵がある。

目次

1 よみがえる韓非思想
2 韓非の生涯とその時代
3 花ひらく“諸子百家”の思想
4 『韓非子』を読む
5 読みつがれる『韓非子』

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シュラフ

27
『韓非子』を読むべし。一例をあげよう。「およそ説きつけることのむずかしさは、相手の心を知って、私の説くことをその心にぴったりと合わせるところにある」。上司相手の説得、顧客相手のプレゼンなどビジネスマンとして必須の心構えである。我々の現実社会は、理屈が通ればいい、完璧なプレゼンをすればいい、といった単純なものではない。相手を説きふせるために大切なのは、相手の心情そのものを正しく把握すること。正鵠を得た指摘である。『韓非子』の世界には、マキャベリの『君主論』など比べものにならぬ冷徹なリアリズムが満ちている。2018/04/16

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