内容説明
キノコこと笠井紀子は音羽小学校に通う5年生。学校なんて面白くないし、自分の家も嫌い。その思いは、クラスメイトの草場茂(クサバ)、土田理生(マッド)も同じで、3人はいつも「ここではないどこか」へ行きたいと夢見ている。そんな彼らがある日突然、見知らぬ世界へまぎれ込んでしまった。MUという名のそこには、学校もなければ塾もない、自分の好きなことだけをしていればいいという理想的な世界らしいのだが…。小学上級から。
著者等紹介
楠木誠一郎[クスノキセイイチロウ]
1960年、福岡県に生まれる。日本大学法学部卒業後、歴史雑誌編集者を経て作家となる。「十二階の柩」(講談社)で小説デビュー。「名探偵夏目漱石の事件簿」(廣済堂出版)で第8回日本文芸家クラブ大賞受賞
八多友哉[ヤタトモヤ]
大阪府出身。第3回ファミ通エンタテインメント賞イラスト部門にて佳作を受賞したのを皮切りに、さまざまなコンテストで入賞。第2回KFS「マイヒーローイラストコンテスト」募集広告ではキャラクターデザインをつとめた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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