出版社内容情報
若き日の夏目漱石が、なんと怪事件に挑む!夏目少年と、明治時代にタイムスリップした子どもたちが、幼い樋口一葉誘拐事件に遭遇。身代金消失の謎の脅迫状に仕組まれた暗号解読など、見せ場たっぷりの一冊 小学中級から
内容説明
ひょんなことから明治時代にタイムスリップしてしまった、拓哉・亮平・香里の3人組。さらに、若き夏目漱石とであってしまったから、またびっくり!そこに、まだ幼い樋口一葉が誘拐される事件がおこった。やがてとどいた奇妙な脅迫状、巨大迷路、消えた身の代金の謎、そしてメッセージに秘められた暗号―たちふさがる多くの謎に、夏目少年と3人の探偵団の名推理がさえる!小学上級から。
著者等紹介
楠木誠一郎[クスノキセイイチロウ]
1960年、福岡県に生まれる。日本大学法学部卒業後、歴史雑誌編集者を経て作家となる。「十二階の柩」(講談社)で小説デビュー。「名探偵夏目漱石の事件簿」(広済堂出版)で第8回日本文芸家クラブ大賞受賞
村田四郎[ムラタシロウ]
山口県に生まれる。ドイツやフランスでアニメーションの作画監督を務め、帰国後も日独合作TVアニメーションのオリジナルキャラクター作りなど、アニメーターとして活躍。その後、本のさし絵なども手がけている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あおい
13
小学校6年生の拓哉、香里、亮平はふとしたことから明治時代にタイムスリップしてしまい若き日の夏目漱石に出会う…息子は謎解きが面白かった様子。2017/10/10
さくらもち
8
明治時代にタイムスリップしてしまった小学6年生の拓哉・亮平・香里の3人は、そこで若き夏目漱石と出会う。明治の町並み、くらし、文化、樋口一葉に暗号解読、日本文学のマメ知識と、少年探偵団と一緒に推理しながら楽しめる。小学4年位から。2013/09/30
ひじり☆
6
う~ん、まぁまぁかな。子どもには良い推理小説かも。2018/10/06
ちばっち
5
鯨さんのタイムスリップシリーズみたいなのかなぁと気になり手に取りました。後書きで楠木さんが仰っていますが、どこまでが事実でどこからが創作なのか考えると楽しくなります。実際に夏目家と樋口家に交流があったのには驚きました!犯人の隠れ場所と暗号の解き方が分かって安心しました。青い鳥文庫のシリーズものを制覇したくなりました。子供向けとはいえ、ワクワクする気持ちを思い出します。2014/11/30
姫梨
4
夏目家と樋口家のこと知りませんでした。あと最後の「坊ちゃん」の名前にオチをつけるのは良かった。2012/05/29