出版社内容情報
愛に飢えた人造人間と天才科学者の戦い! 若きフランケンシュタインは、科学への情熱のゆえに人造人間を完成させる。しかし、命が宿った瞬間、それはみにくい怪物と化した! SFの原点の大名作登場。 小学上級から
内容説明
「命あるものは、どうしてかならず死をむかえねばならないのか。」そんな疑問を抱いた若き天才科学者、フランケンシュタイン。家族や美しい婚約者のことも忘れて、研究に没頭した彼は、ついに生命の原理を解明する。そしてそれを証明する理想的な人造人間を自らの手で造りあげたのだが…!?いま、SFの原点の作品が、新しい問いを放ち始めた。小学上級から。
著者等紹介
シェリー,メアリー
1797~1851年。イギリスの作家。代表作の『フランケンシュタイン』は、ロボットものSFの元祖といわれ、とくに後世の小説、映画に多大な影響を及ぼした。夫は、ロマン派の詩人、パーシー=ビッシュ=シェリー
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆか
28
100分で名著で見て。すごくよかった。大人版でも読んでみたい。怪物の心理が丁寧に描かれている。怪物は最初何も悪いことをしていないのに、外見で判断され、嫌われる。その時の彼の孤独を思うと、つらい。命を操っていいのかという問題提起もなされている。もし怪物が、美男子のままでいれば、こう問題は起きなかったのかもしれないと思うと、遺伝子の操作などの今後の課題にもなっていくのでは。これをわずか19歳の時に書いたというメアリーもすごい。どうして、怪物を作ったフランケンの名が、のちの怪物の名と思われてしまったんだろう。2015/04/01
とくま
3
○ 初めて知った原作の内容。人間の身勝手、傲慢さ。必要な親の愛情。何よりびっくりしたのはこの作品を書いたのが当時19歳のメアリーさん。 今は誰でも知っているジャンルだろうけど、それを最初に思いついた人。やはりrespect。2014/09/23
ゼイラム
3
小学校の読書感想文の為に読んだ一冊。現在手元にある中では一番昔に読んだ本。幼いながらも、怪物の心の在り方に感動した事を今でも覚えている。
らと
2
少し古い本だからかもしれないけど解説文がめちゃくちゃアレだな…(な〜にが"父母の愛情"じゃという気持ち)。愛情が無くても生命は誕生するし、相手への愛情を持たなくても誠実さや冷静さを持っていれば気にくわない相手だろうと折り合いつけながら共存していくことはできるよね(…できるよね?)。というかそもそも愛情って必ず良い方向へ発揮されるものであるとは限らないよなあ。すごくモヤっとするぞ…。(自分の視点や要旨の掴み方にズレがあることを疑い始めているレベル)2017/09/15
パリスお布団
2
解説!なにこの解説!生命科学の行き過ぎに警鐘を鳴らし男女二元論に基づくクソみたいな説教垂れてるこの解説!許せねえ!な〜にが「生命の誕生に父母の愛が関わる」じゃボケ!片親家庭、同性親家庭に謝りやがれ!これジュヴナイル版だろ!?子どもが読むんだろ!?古臭ぇこと言ってんじゃねえぞ!有名な古典だし読みやすくて面白かったけど解説で内容がぶっ飛んだわ!2015/09/29