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出版社内容情報
21世紀に残したい名作絵本シリーズ第3期江戸城松の廊下での刃傷事件で、主君淺野内匠頭を失った大石良雄をはじめとする赤穂浪士四十七士。にっくき吉良を討たんと、彼らの苦闘がはじまります。 幼児から
内容説明
十二月十四日の夜は、江戸ではめずらしいほどの雪になりました。志をたもった赤穂浪士四十七人は、吉良の屋敷ちかくのそば屋にあつまりました。「いよいよ、殿のうらみをはらせる。」そろいの身じたくをしながら、みんなのむねはたかなっていきます。
著者等紹介
神保朋世[ジンボトモヨ]
1902年、東京生まれ。鰭崎英朋・伊東深水などに師事。野村胡堂「銭形平次捕物控」など、大正末から昭和にかけて雑誌の挿絵などで活躍する。1994年没
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
どあら
18
図書館で借りて読了。吉良家の家臣(剣の達人)の名前も出てきていましたね。(^^)2019/10/23
遠い日
6
新・講談社の絵本シリーズ18。まえがきは山藤章二。画家は神保朋世。言わずと知れた赤穂浪士の物語。去年はどうだったか記憶にないけれど、毎年どこかのテレビ局で年末番組として放送されるので、なんとなく内容を知る方も多いのではないか。吉良憎し、はわかるのだが、心にピンとかグサッとかくるテーマではないかもしれません。2021/01/31
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4
「みんな大好き忠臣蔵」ということで、映画·小説·講談·テレビ等々色んなメディアで忠臣蔵に接してきた。今回は絵本。浅野側が正義で吉良側が悪という設定が一般的だけど、真実とは限らない。菊池寛の「吉良上野の立場」のように視点を変えるだけで定説が覆ってしまう。忠臣蔵の本質を子供に伝えるのは難しい。エンタメとして楽しめるのは大高源吾など浪士それぞれに与えられたエピソードの面白さ。それも復刻版では一部カットされているという。2023/04/09
ヒラP@ehon.gohon
2
絵が時代がかっているだけではなく、仇討ちとか義士とかいった観念は、忠臣蔵を受け入れられる世代のための懐古的絵本だと思います。 歴史事実として考えられるのでなければ、ちょっと怖い絵本で す。 忠臣蔵を知っている私にも、この絵本を読んで武士たちの理屈 を美徳としては感じられませんでした。 ただ、高齢者福祉施設にはあっても良いかも。2015/03/25
Moonlily
0
懐かしい絵が幼い日の郷愁を呼ぶ。文章はほんのあらすじだけ書かれているが、ここから派生するすべての文学を追っていくと楽しいかもしれない。リタイア後の楽しみにとっておこう。2021/10/24