内容説明
発汗の辞…どうぶつびすけっとがあって、どうぶつしんぶんがないというのは、どうかんがえてもおかしい。であるからして、きょうここに「どうぶつしんぶん」をはっかんするのである。4才から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆか
17
堀内誠一展で見て。展示では、どういう風な本なのかわからなかったが、実際手にしてこういう本なのかと、理解できた。本仕立てで、中の封筒にどうぶつ新聞が4枚入っている。見開きのページにヤギ先生が注意として、「はる、なつ、あき、ふゆよっつのしんぶんをたべないように」と「よんだらちゃんとたたんでふくろのなかにしまうこと」とある。学級新聞のようなイメージ。文は、「岸田衿子、松竹いね子、谷川俊太郎」。堀内誠一の絵の細やかで可愛い様子が、仕事ぶりを感心させるが本人はきっと楽しんで描かれていたのであろう。2022/09/15
ケ・セラ・セラ
12
子どもの頃の学級新聞を思い出しました。本当に新聞が袋入りされているんですね!本とじではないから、学校図書館などでは扱いが難しいかな?春夏秋冬全4巻。全てひらがななんだけど、隅から隅までかなり読み応えあります。ニュースにお知らせ、連載、投稿コーナーに広告まで!春の号「ことわざひろば」がツボでした(^^)。どれもこれも楽しかったです!2020/07/17
おはなし会 芽ぶっく
7
表紙の内側の袋の中に、春・夏・秋・冬の四季の新聞が入ってます。料理教室やSFの連載など遊び心たっぷりです。2019/08/18
y.ookura
4
4歳。封筒に新聞が4枚(春号・夏号・秋号・冬号)入っているので、そこから取り出して読みます。「どうぶつビスケットがあって、どうぶつしんぶんがないというのは。。。」という発刊の辞からして笑えます。個人的には、夏の号の俳句コーナー(批評付)が楽しかったですね。2015/11/15
てぃうり
3
四季の新聞。しっかり書かれているから読み応えがある。ひとつひとつの記事が個性的でクスリと笑えたり、毒もあったり。人間の営みと変わらない動物の世界。装備を工夫して貸出できるよう整える。『ながぐつをはいたねこ』の別冊も堀内誠一さんの絵で素敵に描かれている。2022/04/19