- ホーム
- > 和書
- > 児童
- > 創作絵本
- > 民話・神話・古典絵本
出版社内容情報
昔なつかしい『講談社の絵本』がよみがえる源氏の大将源義朝の子、牛若丸は、鞍馬山にあずけられていましたが、剣の修行を重ね、やがて、兄頼朝とともに、平家を倒すために立ち上がるのでした。 幼児から
著者等紹介
近藤紫雲[コンドウシウン]
生没年未詳。大正末期に上梓された木版の美人画集『新浮世絵美人合』に参加。大正から昭和初期にかけて、雑誌の挿絵や絵本などを数多く手掛けた
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
クリママ
25
幼稚園のころ繰り返し繰り返し読んだ講談社の絵本。この本も持っている。大好きな絵本だ。他に好きだったのは、「うりこ姫」「長靴をはいた猫」「ふしぎの国のアリス」「みつばちマーヤ」「白鳥の湖」などなど。どの本も、絵が素晴らしい。「牛若丸」は、常磐御前が幼い今若、乙若、牛若をつれて、雪の中を落ちのびる場面から始まり、元服した義経が、鎌倉で挙兵した兄、頼朝と再会したところで終る。牛若丸にあこがれ、応援して読んだ。でも、その後の義経のことを知ってしまってからは、哀しさが先に立つ。2017/08/19
いろ
14
大正~昭和初期の絵で楽しむ昔話シリーズから「牛若丸」を。文部省唱歌「牛若丸」を聴き馴染んでいたので,歴史に特別は興味を示さない息子も,少しは関心を持てるかと借りてみる。思いの外大ヒット。何度も再読し「このシリーズ面白い。」と裏表紙に掲載されたシリーズ本から「曽我兄弟」「安寿姫と厨子王丸」も「読んでみたい。」 解説に歌の歌詞を見つけると,たどたどしく歌ってみたり。お話は頼朝から追放されてから31歳で生涯を閉じるまでの事には触れていない。あくまで英雄としての牛若丸~義経のお話。2017/08/31
ヒラP@ehon.gohon
12
源義経の幼少の頃から、平家を打ち破るまでの武勇伝が、錦絵のように描かれていて、平家側からすると小憎らしい絵本です。 史実の切り取り方や詳しさに、判官贔屓になってしまいそうですが、人生の後半部分をあえて出さない意図的な作りに、ちょっと怖さも感じました。2016/10/06
遠い日
7
新・講談社の絵本シリーズ11。「まえがき」は黒鉄ヒロシ氏。絵は、近藤紫雲氏。牛若丸の辿る数奇な運命を、早送りでまるで大河ドラマを観るように読むことができます。気品ある絵がお話に負けないところがいい。2020/12/17
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
7
鞍馬山の寺に預けられた牛若丸。父・源義朝の仇、平清盛を討ち入る日に備え修行に励みます。京の五条の橋で通る人の刀を奪っていた弁慶を懲らしめ、源九郎義経となる凛々しい姿も描かれています。 牛若丸の歌「京の五条の橋の上♪」を知らない人が多くて驚きました。 ※外出自粛中の中メンバーと、いつもは選書しない分野に挑戦しように取り組んでます。私が高齢者向けに選書してみました。2020/05/05