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出版社内容情報
21世紀に残したい『講談社の絵本』。 おばあさんをだまして殺してしまった悪いたぬきに、かしこいうさぎが知恵をしぼって仇討ちをします。リアルな動物たちの描写が、迫力満点の絵本です。 幼児から
著者等紹介
尾竹国観[オダケコッカン]
1880年、新潟県生まれ。高橋太華、小堀靹音に師事。兄の尾竹越堂、尾竹竹坡と八華会を結成。1945年没
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
12
【再読】大人のための絵本2023/02/22
遠い日
11
昭和10年代の「講談社の絵本」を元にしたシリーズらしい。尾竹國観の絵がなにやら怖い。婆汁はなし。豆をまくシーンの代わりにおじいさんは芋を掘る。うさぎの復讐心はおじいさんの気持ちにきっちりなりかわっているようで、厳しいものだ。途中からたぬきが衣装をつけているのも、意味深。「新・講談社の絵本」は全8巻シリーズらしいので、見つけたら他の話も読んでみよう。昭和の始めの絵本の味わいを感じられそう。2020/12/03
雨巫女。
8
《書店》狸は、いやなヤツだなあ。しかし、ウサギのこと、疑わないのかなあ?2013/08/17
真尋
2
2001年5月初版。千葉幹夫文、尾竹國観画。婆汁は無し。1938年(昭和13年)刊を現代仮名遣いで再刊。肩書が不明な人物による謎の講談社押しの解説から始まり、狸を誘ってからの船作成で兎の手際の悪さは気になりつつも残虐性を抑えたストーリーはかちかち山としては普通。特筆すべきはリアルに描かれた絵。前半は図鑑級に動物的で後半は着衣で書かれる動物達や背景の小物などどのページも見応えがあるものだった。巻末に学芸員による絵を中心とした解説があるので解説付きで二度楽しめる。2017/12/31
頭飴
1
【絵本】日本画風にて描かれたかちかち山。うさぎやたぬきがリアルに擬人化され、2本足で立っておりユーモラスであった。 「おばあさんは、しにました。」の1文であっさりと展開が変わっており昔話の豪快さを感じた。2024/05/08