出版社内容情報
怪談、奇談、珍談を集めた小泉八雲傑作集。「雪女」「ろくろ首」「茶わんの中の顔」などの怪談や「果心居士の幻術」「氏神のやくそく」など奇談ほか、日本文化を西欧に紹介した小泉八雲傑作短編１７話。 小学上級から
内容説明
平家の怨霊から芳一を守るため、おしょうは芳一のからだじゅうに、経文を書きますが、両耳だけが残ってしまい…。（「耳なし芳一」）。ふぶきの夜にあらわれたおそろしい女は、美しい娘となって青年の前にふたたび姿を見せる。（「雪女」）。日本の文化を西欧に紹介した小泉八雲の怪談の傑作２０話を収録。小学上級から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さか
12
明治の文明開化の時代に日本にある言い伝えや風習が遺してもらえて良かった。読んでいて結末が自分自身で考え想像するようになっていた。2020/10/11
Ｍ２
11
別の小泉八雲作品集で読んだものには収められていなかったものが入っていたので読みました。最後の解説に紹介されていた八雲作品の紹介本も読みたい。小泉八雲の怪談はよく言う”怪談”程怖くないと誰かが批判していましたが、小泉氏の怪談には昔ながらの日本の語り継がれてきたお話があるとでもいうのか古き良き日本の～的な（うまく説明できないけれど）のがあるので、そこまでの怖さを求めちゃいけないと思う。他の小泉八雲関連の本を読めばより彼が日本を愛していることが感じられるのではないかと思う。この本はそこまでの入門書であると思う。2016/01/24
絵具巻
1
文京区立根津図書館で借りました。2019/07/28
すがし
0
研文社『十六桜 小泉八雲怪談集』がないため、代役でこちらをあげておく。（どんだけマイナーなんだ…） 非常に簡潔な美文で綴られた古き物語の世界。昨今のこれみよがしな映像作品とはまったく異なる、霧の向こうに透かし見るがごとき怪異はじわじわと来る不気味さ。珠玉の短編集。2010/06/12
亜沙子
0
十六ざくら、にないた小学生のころ。
