出版社内容情報
無人島に漂着した15人の少年たちの大冒険15人の少年を乗せた船は、嵐にもまれ無人島に漂着した。年齢も国籍もちがう少年たちが、勇気と知恵を発揮して、自然環境と内部の対立に立ち向かう冒険小説! 小学上級から
内容説明
1860年3月、あれくるう南半球の海上で、1そうの船がさまよっていた。船の名はスラウギ号。乗船者は15人の少年だけ!―漂着したのは名も知れぬ無人島だった。なにもない島の中で、知恵を出して合って生きぬかなければならなかった。感情の対立や助け合う心を、少年たちの共同生活を通して描くと、胸ときめかせる長編冒険小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Rosemary*
63
【ハピ・バースデー「SFの祖ジュールヴェルヌ】無人島に漂着した15人の子供たちの勇気と忍耐力に拍手を送りたい。社会の縮図のような国家間の対立や和解、人種問題などが反映されながらもともに成長し2年間も生き抜く人間力の高さに多くの人々を惹きつけるのでしょう。ハラハラドキドキの大冒険も困難を乗り越えた仲間の団結力の強さが最期に遺憾無く発揮され大変楽しめました。2015/02/08
たまきら
28
初読み:小学校低学年。ロビンソン・クルーソーに並び、私の今を作った原点ともいえる本の一つです。大人になって読み返して、今では信じられないような描写に愕然としましたが、子どもの頃の自分は単純に、大人に振り回されず、けれども大人と同じ組織を運営しようとする子どもたちに憧れたものです。妹も娘もこの本があまり好きではなく、ショック。2025/05/20
なぎさ
18
ベルヌ3冊目。
あまみ
17
小学生の孫に買ったものです。渡す前に読みました。対象は小学高学年から中学生。 私は小学生の時にも読んだのですが、舞台が、ニュージーランドからチリ沖の島へ漂流したことは今回まで覚えていませんでした。読んだ当時は地理のことまで気にしていなかったのかな? フランスの作家なので、てっきり大西洋が舞台だと、今まで思い込んでいました。 やはり面白かった。驚いたのは、船荷の食料と一緒に島へ荷揚げしたワインなども子供なのに食事として飲んでいること。19世紀西洋の風俗だったのかな?2021/09/20
ヤスヒロ
14
★★★☆☆海外の名作。1890年頃のフランスの小説。もし自分がこの作品の登場人物だったら足を引っ張るだけなのは間違いない・・・2020/06/14