講談社青い鳥文庫<br> 名馬風の王

講談社青い鳥文庫
名馬風の王

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  • サイズ 新書判/ページ数 239p/高さ 18X12cm
  • 商品コード 9784061472266
  • NDC分類 K933

内容説明

少年アグバと子馬シャムの旅は、フランスの宮殿が終点ではなかった。牢獄に送られたり、はなればなれになったりしながら、イギリスに渡りついた。“小むぎっ子”の暗示どおり、不運の連続の旅だった。この物語の主人公の子馬シャムこそは、のちに競馬界で名をはせる、サラブレッド種の親馬だったのだ。この名馬の半伝説的な話は、アメリカの女流作家、ヘンリーによってまとめられ、1948年に出版された。アメリカ図書館協会、ニューベリー児童文学賞受賞作品。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スケキヨ

22
先日宮本輝作『優駿』を読み、別のエッセイで作者がとても影響を受けた本として紹介されていたので読んでみました。現代のサラブレッドの最初の『血』となったアラビア馬ゴドルフィンの波乱に満ちた生涯の物語。彼のそばにはいつも、物言わぬ少年と一匹の猫がいた。数奇な運命は彼らの絆で結ばれた愛情と信頼によって想像以上の着地点へ。200年経った今でも世界を生きる上での共通した「変わらないもの」が強く優しく描かれていてとても良い作品でした。2012/06/04

TSUBASA

14
モロッコに生まれた馬シャムと彼を世話した啞の少年アグバの物語。彼らは才能を見出されぬままフランスに渡り荷引きの馬として使われ、イギリスの伯爵に拾われる。シャムもアグバもなかなか苦労の連続で心苦しいけども、シャムは立派な子孫を残したことでそれまでの苦労が報われる。風の王とはいうけど、あまりシャム自体の走りが見込まれたわけではなくて、その子供たちが力を発揮したのね。シャムは競馬のサラブレッドの三大始祖の一角であるゴドルフィンアラビアン(某ウマゲームをやってる人はわかるね)。2023/04/12

文句有蔵

6
宮本輝は小さな頃からこの本を繰り返し読み、「優駿」を書き上げた。ゴドルフィン。今に伝わるあらゆるサラブレッドの系譜の頂点である、実在したアラブの馬のお話だ。子供の為に書かれた物語らしく、ほとんどが平仮名。漢字にはルビを振ってある。名作を小さな子供の頃から読ませようというのだろう。執筆に当たり、丹念に史実を掘り起こしたというから、少なくてもイギリスへ来てからの章は創作ではなかろうが、シャムにグルマルキンという猫の友達がいたことは興味深い。今も馬と猫は仲良しなものだが、その端緒だとしたら微笑ましい。2014/06/28

かおりん

2
三大種牡馬の1頭、ゴドルフィンアラビアンの物語。サラブレッドの血統の源流をたずねる、子ども向けに書かれた歴史ロマン。宮本輝がこの物語にインスパイアされて「優駿」を書き上げたというのは有名な話。絶版だがたまーに古本が流通する。待てない人は原書(英語)に挑戦するのも一興。読んだら馬の顔が見たくなるはず。

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