講談社現代新書<br> 神と仏 - 日本人の宗教観

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講談社現代新書
神と仏 - 日本人の宗教観

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  • サイズ 新書判/ページ数 209p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061456983
  • NDC分類 162.1
  • Cコード C0214

出版社内容情報

【内容紹介】
人は古来、神秘という名の不思議や不安、恐怖にとらわれ、見えない神に祈願を捧げた。6世紀半ば、仏教とともに仏像がもたらされた時、日本人はそこに人間を見、来世を信じた。以来、神と仏は、陰に陽に、いつもわれわれの生活とともにある。肉体から霊魂を救済することをめざす神道、心身一如の状態を理想とする仏教。対照的な2つの宗教と、日本人はどのようにかかわってきたのだろうか。協調、融和、統合の関係を6つの側面からさぐり、日本人のアイデンティティに迫った。

さまざまの場所にいるカミ、ホトケ――古代の人間は、カミやホトケのような存在が、この宇宙空間のさまざまの場所に生息し生活しているのだと考えたとき、ようやく心の平安をえ、自分たちの生活の指針をうちたてることができると感じたのではないだろうか。現世を超越する怒りのカミやホトケ、あるいは山や川や樹木のように、われわれの身辺によりそって加護の手をさしのべてくれる慈愛にみちたカミやホトケが、しだいに一つのまとまりのある世界を形成するようになった。つまり、遠いところに超然としている天空のカミもいれば、近いところに寄りそって立つ地蔵菩薩のようなホトケもいる。そこから、さまざまな性格や属性をもつカミやホトケとわれわれ人間とを結ぶ、多様な遠近感覚が生みだされ、育てられていった。――本書より

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ピンガペンギン

14
著者は京都の国際日本文化研究センターで教授だった。(私も当時、京都で学生だったのでそういう親近感がある。)お名前は知っていたが初めて著書を読んだ。日本文化のなかのカミ、ホトケについて読みやすい文章で学べる。なお著者の本のうちで松岡正剛さんのおすすめは「神と翁」で、この薄い本にも翁の面の写真なども出ている。著者の父は浄土真宗の僧侶で米国に伝道に行っていた。家族で引き揚げてきている。この語るような文の上手さは天性か。巡礼の原体験という項目が興味深い。P159「今日、巡礼や遍路というものは当然のように人間の→2023/02/27

ヨミナガラ

13
(第四章→)“カミの祟り性とホトケの鎮魂作用という対抗関係の図式を私は提出したが〔…〕このような〔…〕相互補完的な関係こそ〔…〕日本文化における雑種性や重層性といった問題を説明したり解明したりするための鍵ではないか”(第二・三・五章→)“われわれは、カミやホトケを信仰すると同時に、カミとともに生きることを夢み、ホトケの世界をみずからも体験したいという期待をもって生きている”“その夢や期待を現実のものにしようとするとき、われわれはわれわれの身心という小宇宙(ミクロコスモス)を媒介にしてそうするほかはない。”2014/07/09

おっくー

4
神と仏。日本の宗教の根源を考察する本。性質の違う宗教が融合し、宗教儀式を意識せずに実行している日本人が大勢いる現代において、疑問点が多くあり、今後も宗教観について探求したい。2018/04/07

へんかんへん

3
SFから話に入るとこ面白い2016/02/28

眉毛ごもら

2
再読。月面に立った宇宙飛行士達の内何人かが神を感じ信仰の道に入った、そんな導入から始まる。日本における日本人の宗教感とはふわっとしたところがあると思っているがそれについて書いた本である。ふわっとしている部分に焦点を当てているので個々の信仰の経緯だとか神や仏の由来や教義についてはメインではない。哲学的だなと思うところもありますな。どういう宗教観があるのかイタコ山伏巡礼者、祟るカミ鎮める仏、女性的な観音様と童子の地蔵父権的な不動明王等を例に。読後感はふわふわ~である。日本人の宗教感に核が無いのかなとも感じた。2022/05/16

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