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出版社内容情報
「ボルニアの腕きり人」と呼ばれ、辣腕を振るうダード。順調に進むと思われた改革だが、少将閣下の死を発端に改革は騒乱へ変貌する!伏魔殿と化したヒルトリア共産党で`` ボルニアの腕切り人,,と呼ばれ、汚職官吏(ノーメンクラトゥーラ)の大掃除に辣腕を振るうダーヴィド。トルバカインと共に``制御可能な革命,,の準備を着々と進めていたダードだったが、ソコルジー少将の暗殺を引き金に、政局は混迷を極めていく……。
クーデターを発動し、ヒルトリア(約束の国)を掌握するのは連邦軍か、民族主義者か、超連邦主義者か、それとも――。
カルロ・ゼンが贈る``共産主義英雄譚,, 激動の第3巻――。
カルロ・ゼン[カルロ ゼン]
著・文・その他
巖本 英利[イワモト エイリ]
著・文・その他
内容説明
伏魔殿と化したヒルトリア共産党で“ボルニアの腕切り人”と呼ばれ、汚職官吏の大掃除に辣腕を振るうダーヴィド。トルバカインと共に“制御可能な革命”の準備を着々と進めていたダードだったが、ソコルジー少将の暗殺を引き金に、政局は混迷を極めていく…。クーデターを発動し、ヒルトリアを掌握するのは連邦軍か、民族主義者か、超連邦主義者か、それとも―。カルロ・ゼンが贈る“共産主義英雄譚”激動の第3巻―。
著者等紹介
カルロ・ゼン[カルロゼン]
小説家。『幼女戦記』(エンターブレイン)にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
不以
6
共産主義ものが、こんなに綺麗に決着がつくとは思いもしなかった。結構、感動してる。上層部も民衆も腐敗しきり、共産主義の理想は形骸化、そんな状況下で"それでも内戦に至ってはいない。平和なんだ"と希望なんだか悲観なんだかよくわからん心情で、理想に殉じていく姿が美しかった。2016/04/07
みろ
6
ますます悪人顔のトルバカイン!引っ張られながら着実に党内の順列を上げていくダード(けっこう流されてるかも)同期5人の進む道も少しずつ分かれはじめた3巻。ライトなシリーズレーベルなのに肩書だけでもびっしり漢字を使う黒々した版面になれてくると楽しくなってくる。2016/01/29
月式
6
一度全ページに出てくる「同志」という言葉をカウントしてみたくなる共産主義国家仮想体験シリーズ。同志トルバカインがいよいよエンジン全開で、悪い笑顔が止まりませんw現在であれば中国の中でも、ダーヴィッド達のように党と国の行く末を案じて奮闘している若者がいるのかもしれないとか夢想してみたり2015/07/14
すがやん
5
騙されたわ…今回も面白い。同志トルバカインの悪い顔が強烈だった。人生やり直し主人公が翻弄され、トルバカインが暗躍するというのが渋い。ヒルトリアの未来はどう動くのか。次が待ち遠しい。2015/07/28
RainDrop
4
約束の国は全4巻である。3巻目の本書は起承転結の転にあたるわけである。将校の暗殺への対処という形で披露宴から抜け出すはめになった主人公。ついに勃発するクーデター。事態が動き、主人公は翻弄され、最後はやはり約束の国を守るという決意で終わる。共産主義の国の高級将校気分を味わえる一書である。2018/08/05
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