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星海社FICTIONS
アリス・エクス・マキナ〈02〉囚獄のトロンプルイユ

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  • サイズ B6判/ページ数 305p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784061399075
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

探偵見習い・館村は失踪したアリスを探すため、資産家・喜田の屋敷に潜入するのだが……。星海社FICTIONS新人賞受賞作第二弾探偵見習い・舘村久志の勤務する探偵事務所に持ち込まれた久々の依頼、それはフィオというアリスの捜索だった。
 調査を開始した舘村は、資産家・喜田がフィオそっくりのアリスと共に写っている写真を入手し、勢い余って喜田邸に侵入してしまう。
 しかし、喜田邸では既に、もう一人の招かれざる客が調査を行っていた。トジコと名乗るアリスが、舘村と同じ写真を見てここに来ていたのだ。
 けれども、トジコはフィオを捜しにきたのではなかった。彼女が追っているアリスの名は、ロザ──。
 奇妙な共犯関係を結び、外貌の似通ったアリスたちが闊歩する騙し絵の如き館を調査していく舘村とトジコ。二人は真実に辿りつき、フィオとロザを見つけ出すことができるのか……。
 これは、朝倉冬治の物語に連なる、もうひとつの機巧少女譚。伊吹契×大槍葦人のタッグが贈る“未来の童話”、憂愁の第二幕──。

伊吹 契[イブキ ケイ]
著・文・その他

大槍 葦人[オオヤリ アシト]
著・文・その他

内容説明

探偵見習い・舘村久志の勤務する探偵事務所に持ち込まれた久々の依頼、それはフィオというアリスの捜索だった。調査を開始した舘村は、資産家・喜田がフィオそっくりのアリスと共に写っている写真を入手し、勢い余って喜田邸に侵入してしまう。しかし、喜田邸では既に、もう一人の招かれざる客が調査を行っていた。トジコと名乗るアリスが、舘村と同じ写真を見てここに来ていたのだ。けれども、トジコはフィオを捜しにきたのではなかった。彼女が追っているアリスの名は、ロザ―。奇妙な共犯関係を結び、外貌の似通ったアリスたちが闊歩する騙し絵の如き館を調査していく舘村とトジコ。二人は真実に辿りつき、フィオとロザを見つけ出すことができるのか…。これは、朝倉冬治の物語に連なる、もうひとつの機巧少女譚。伊吹契×大槍葦人のタッグが贈る“未来の童話”、憂愁の第二幕―。

著者等紹介

伊吹契[イブキケイ]
作家。1983年東京生まれ。法政大学経済学部卒業後、システムエンジニアとして会社勤務。『アリス・エクス・マキナ』で星海社FICTIONS新人賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

θ(シータ)

11
「会いたかった。ずっとずっと、わたしは貴方に会いたかった」伊吹先生と大槍先生が贈る"未来の童話"憂愁の第二幕!!いやあ〜やっぱりアリス・エクス・マキナは面白い!!今回は主人公が変わって探偵の見習い・館村久志の視点で進められる。もちろん、魅力的なアリスも出てきて良い、メイド姿だしw最後は一巻より驚くラストが待っていてとても面白かった。あ、もちろん館村も出てきますよ〜星4つ【⭐️⭐️⭐️⭐️】

ローリー

8
引き続きの二巻。前作とはうってかわって、アリスに対する知識が殆ど無い探偵見習い・舘村が主人公。所長である三ツ橋から指示されるままに、依頼されたアリスのフィオの捜索に当たるんですが…、これが地味で地味で。中盤までは正直面白くなくて読むのに苦労しました。しかし、前作の主人公・冬治が登場したあたりから話が進み、前半抱いた疑問への答えが知りたくて集中して読めました。やっぱり前作同様悲しくてやるせない結末になってしまうのですが、とりあえず冬治が探し求めるロザの手がかりがつかめたので次巻へ取りかかりたいと思います。2018/03/10

柏葉

7
これは大変素晴らしい。心を持った機巧人形であるアリスと、彼女らと共に歩んでゆく人間との物語。主人公は1巻と変わりつも話は繋がっていて、緊張をする展開ではらはらどきどきした。2016/01/10

ささやか@ケチャップマン

4
今回もわりと面白かった。アリスという機械の少女を通して人間の心を書く、というテーゼは好みだ。ただ、語り手の舘村に全く見せ場がなさすぎる。また、朝倉達はロゼを探すときに喜田にもっと早く会ったり、義父のことに思い至ったりするのではないかと感じる。どうもキャラクタの知性が物語の進行の犠牲になった感が否めない。2014/11/14

ふじさん

3
前作とは語り部を交代したシリーズ2作目。行方知れずのアリスを探す、見習い探偵の潜入捜査を描いた内容はサスペンス味が強く楽しめた。ミステリ的な仕掛けの作り込みも向上し、全ての伏線と違和感が繋がる真相には読み応えがある。トジコについても完全に予想外。前巻でもそうだったが、この著者は細かな独自設定をドラマ部分に転用する手付きが非常に巧み。印象値や型番等、それだけで面白い設定を妥協無く活用した作劇に唸った。男性陣の造形に思う所があったり、文体がやや気取り過ぎていたりと瑕は少なくないものの、最終巻にも引き続き期待。2020/03/29

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