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出版社内容情報
「セカイ系」を通じ、オタク文化の変容を読み解く。気鋭の批評家・前島賢のデビュー作が待望の文庫化! イラスト:西島大介多様な作品群、激しい毀誉褒貶、あまりにも曖昧なその定義──。混乱の中で実作者たちをも巻き込み、ゼロ年代最大の文芸運動となっていった「セカイ系」とは何だったのか?
「セカイ系」が生んだ言説空間を辿る事で、“エヴァ以降”のオタク文化史を読み解き、論壇に鮮烈な印象を残した著者の処女作が、西島大介のイラストで装いも新たに文庫化。
全編に改稿を施し、補論を含む「文庫版あとがき」を収めた決定版。
そして、何より、本書は、より若い世代に向けて書かれている。ありとあらゆるコンテンツが、一瞬で消費され、更新され、忘却されていく現在にあって、セカイ系もまた、一時の流行として忘れ去られようとしている。けれども、やはり現在は歴史の積み重ねから生まれてくる。(序章より)
前島 賢[マエジマ サトシ]
著・文・その他
西島 大介[ニシジマ ダイスケ]
イラスト
内容説明
多様な作品群、激しい毀誉褒貶、あまりにも曖昧なその定義―。混乱の中で実作者たちをも巻き込み、ゼロ年代最大の文芸運動となっていった「セカイ系」とは何だったのか?「セカイ系」が生んだ言説空間を辿る事で、“エヴァ以降”のオタク文化史を読み解き、論壇に鮮烈な印象を残した著者の処女作が、西島大介のイラストで装いも新たに文庫化。全編に改稿を施し、補論を含む「文庫版あとがき」を収めた決定版。
目次
序章 セカイ系という亡霊
第1章 セカイの中心でアイを叫んだけもの1995‐99年
第2章 セカイ系っていう言葉がある2000‐03年
第3章 セカイはガラクタのなかに横たわる2004‐06年
第4章 セカイが終わり、物語の終わりがはじまった?2007‐09年
著者等紹介
前島賢[マエジマサトシ]
ライター、評論家。1982年生まれ。国際基督教大学教養学部卒。2000年、NHK『真剣10代しゃべり場』第一期レギュラーメンバー。東浩紀発行のメール・マガジン『波状言論』の編集スタッフを経て、2005年、ユリイカ増刊号『オタクVSサブカル!』(青土社)掲載評論「僕をオタクにしてくれなかった岡田斗司夫へ」にて文筆活動を開始。現在、『朝日新聞』夕刊のコラム「茶話」にてラノベを担当中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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