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出版社内容情報
要衝アッカを落とし、聖都を目指し進撃する十字軍は、ヤーファの地でサラディン本隊に肉薄する──。定金伸治の描く名篇、第二巻!1191年秋。アッカを占領したリチャードら第三次十字軍は、サラディン自らが率いる軍を破り、要衝ヤーファへと進撃した。
帝王サラディンが本隊を立て直す時間を稼ぎ、イスラム勢力を瓦解から救うため、王妹エルシードはたった五千の兵でリチャードに立ち向かう。
そしてその時、ヴァレリー立案した捨て身の策とは──。
定金伸治の歴史的名篇、激甚の第二弾!
定金 伸治[サダカネ シンジ]
著・文・その他
えいひ[エイヒ]
著・文・その他
内容説明
1191年秋。アッカを占領したリチャードら第三次十字軍は、サラディン自らが率いる軍を破り、要衝ヤーファへと進撃した。帝王サラディンが本隊を立て直す時を稼ぎ、イスラム勢力を瓦解から救うため、王妹エルシードはたった五千の兵でリチャードに立ち向かう。そしてその時、ヴァレリーが立案した捨て身の策とは―。定金伸治の歴史的名篇、激甚の第二弾!
著者等紹介
定金伸治[サダカネシンジ]
作家。1971年大阪府生まれ。京都大学大学院工学研究科修士課程修了。1991年、『ジハード』で第1回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞に入選し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
28
聖都イェルサレムに向け、さらに南下を続ける十字軍。それに対して準備の時間を稼ぐべく、劣勢の中でギリギリの戦いを強いられるお話。普段は周囲からいろいろ言われてしまう情けない風のヴァレリーですが、その存在感はかなり大きいんですよね。十字軍側でも認められていますが、特にアリエノールの執着が、今後に影響を及ぼしそうな感。十字軍も一枚岩とはいかない状況で、様々な思惑が入り乱れる中、カッコイイ男たちの戦いだけではどうにもならずに、政治的に落とし所を見つけていかざるをえないあたりに、いかにもありそうな現実を見ました。2014/06/15
まりも
13
今回は防戦中心。ギュネメーが死んでしまったりヴァレリーの兄が出てきたりと人間関係が変化してきましたね。ヴァレリーが戦争の中行方不明になってしまった事で彼の存在が多くの人に影響を与えている事がよくわかった。彼がいないだけでこうまでバラバラになってしまうんだなぁ。そしてヴァレリーがいなくなってからのエルシードは完全にヒロインだ笑 ロビンフットも出てきたしこれから先が更に楽しみになった。2014/03/24
鳩羽
7
獅子王リチャードの妹アリエノールが、たいそう美しくてとんでもなく強くて、女らしい策謀を巡らせることを得意とするキャラとして華々しく登場。そして醜態をさらすという、萌えたらいいのかがっくりくればいいのかよく分からないけれど、二巻はこの人とかの英雄ロビンに持っていかれた感がある。ヴァレリーの正体が少しずつ明らかになったり、信頼の実を試されることになったりと、じわじわと読ませる部分も多い。十字軍側もイスラエル側も、どっちもみんなだんたん強くなっていって、まだ二巻なのに!?という気持ち。2014/05/21
がくちゃびん
6
二巻目を読了。20年前に読んだときにはちゃんとロビン・フッドと記載されてたのに、今回はわざとらしいくらいにその名前を避けてロビン・ロクスリーと表記してるのは、なんか問題でもあったのかしら?まあそんな大人の事情を垣間見つつも、今回はヴァレリーの底知れぬ力と、エルシード姫とアリエノール姫の可愛さが見られて満足。これからどうなることやら。そしてアリエノールがデレるのはいつなのか。もうすぐか?2015/09/04
サケ太
4
相変わらず凄まじい重量の物語。次々と現れる強敵たち。仲間の死。手痛い敗北。虜囚の身。芽生える不信。兄弟の再開。人間関係も徐々に変化していく。状況も悪い方へと向かい、反撃なるか。今回登場したロビン・ロクスリーはいいキャラ。これから、どのような活躍をするのか楽しみ。2014/05/12
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