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出版社内容情報
迫る十字軍を前に、イスラム側に身を投じた西欧人の青年・ヴァレリー。彼が王妹エルシードと出会う時、激烈なる聖戦の幕が上がる!時に12世紀。欧州諸候はイエスの名の下に、聖地・イェルサレム奪還の師を出した。
押し寄せる十字軍を前に、イスラム勢力を結集して立ちはだかる、英雄王・サラディン。その幕下に西欧人の青年・ヴァレリーが投じ、王妹エルシードと出会う時、聖戦の幕が上がる──!
定金 伸治[サダカネ シンジ]
著・文・その他
えいひ[エイヒ]
著・文・その他
内容説明
時に12世紀。欧州諸侯は主の名の下に、聖地奪還の師を出した。燎原の火の如く押し寄せる大軍を前に、瓦解寸前のイスラム勢力を結集して立ちはだかるは、英雄王・サラディン。その幕下に“キプロスの痴人”と呼ばれる西欧人の青年・ヴァレリーが身を投じ、王妹エルシードと出会う時、激烈なる聖戦の幕が上がる―!定金伸治の歴史的名篇、ここに再誕!
著者等紹介
定金伸治[サダカネシンジ]
作家。1971年大阪府生まれ。京都大学大学院工学研究科修士課程修了。1991年、『ジハード』で第1回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞に入選し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
30
第三回十字軍の時代。フランク人でありながらアイユーブ朝サラディンの元に身を投じたヴァレリーの物語。アッカ守備から暗殺教団攻略まで。20年前、最初に出た時のものに比べると、文章の構成も少し変わって、準レギュラー級の登場人物も何人か追加されてるんですね。正史をベースに細かい部分を創作するスタイルで、若干冗長なところと、分かりづらいヴァレリーのありようさえ許容できれば、今読んでも全然面白く読めます。エルシードはJBOOK版と挿絵含め印象も随分と変わりましたが、こちらの方がエルシードらしくて、個人的には好きです。2014/06/14
とも
22
★★★イスラム帝国サラディンの時代をベースにした架空のヴァレリを主人公にした物語。序章と思われるが、期待できる出だし。2015/07/03
まりも
16
面白いけど色々と惜しい所もありますね。展開が早く色々と端折っているせいでキャラの掘り下げ不足は否めないかな。十字軍とイスラムという実際に起きた歴史、その中で生きていた実在の人物を織り交ぜることで物語がとても重厚なものになっています。話がしっかり作られているので引き込まれますね。20年前の作品を現代風に仕上げるのはすごいなぁ。次巻も待ち遠しいです。2014/01/30
鳩羽
11
キリスト教徒の西欧人でありながら、十字軍の所業に疑問を感じサラディンの旗下へと向かったヴァレリーは、サラディンの末妹エルシードと運命的な出会いをする。エルシードの奴隷かつ補佐として仕えるヴァレリーと、彼らを慕って集まってきたひとびとが、どのように十字軍に立ち向かっていくのかとても楽しみなシリーズ。おもしろいし、強健にできていて安心してのめり込める感じ。こういうの一気に読みたいので、全部出てからにすればよかった……2014/04/19
メロリン@5月は再読強化キャンペーン!
11
これは面白い!久々に重厚で良質な戦記物に出会えました。しかも20年前に発売されていた作品とは思えないほどにラノベテイストも残っており楽しく読ませていただきました。時を経て出版されるのも納得ですね。しかも計6巻が2ヶ月間隔で発売されるみたいで嬉しい限りであります。今作品は十字軍とイスラムとの戦いの最中、全てを終わらせる為キプロスからイスラムのサラディンの元へ赴くキリスト教徒ヴァレリー。そこで出会うエルシードと共にサラディンを支えていく話ですが、特にアッカ守備隊につくまでがメチャクチャ面白かったです。2014/01/19
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