星海社FICTIONS
マージナル・オペレーション“F(フラグメンツ)”

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  • サイズ B6判/ページ数 200p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784061388987
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

アラタと子供たちの“その後”の物語──。WEBにて期間限定公開された「マフィアの日」を含む、全5篇を収録した短編集が登場!英雄譚(オペレーション)は、終わらない──。
芝村裕吏×しずまよしのりのタッグが贈る大ヒットシリーズ『マージナル・オペレーション』の未収録エピソードや、その後を綴った短編5篇を収録。
これは、ただの外篇ではない!

芝村 裕吏[シバムラ ユウリ]
著・文・その他

しずま よしのり[シズマ ヨシノリ]
著・文・その他

内容説明

ソフィアのために、タイに渡った梶田。彼は、ソフィアのために何か為すことはできたのか…。うまくいかない人生の一コマを切り取ったハードボイルド「マフィアの日」。“最初の二四人”の一人であるハサン。父・アラタとの出会いや、彼の目から見た父の姿が語られる独白録「父について」。ライトノベル作家と編集者が、総武線の車内で見かけた赤毛の少女。彼女に話しかけたことから、事態は思わぬ展開に…。『マージナル・オペレーション』誕生秘話「赤毛の君」。アメリカ人記者、イーヴァ・クロダ。“子供使い”新田良太にはじめて接触した西側ジャーナリストによる、貴重な取材記録「ミャンマー取材私記」。そして、安定したミャンマー戦線を離れ、バングラデシュに向かったアラタとジブリールの束の間の休息を描いた「チッタゴンにて」。あの大ヒットシリーズの未収録エピソードや、その後の物語を収めた待望の短編集が登場!

著者等紹介

芝村裕吏[シバムラユウリ]
ゲームデザイナー、作家、漫画原作者。第5回日本ゲーム大賞優秀賞、第32回星雲賞メディア部門を受賞した『ガンパレード・マーチ』をはじめ『絢爛舞踏祭』や『ガンパレード・オーケストラ』三部作などを手がける。近年は多くの漫画原作も手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

36
ソニアを天使と崇める梶田、息子ハサン、日本のラノベ作家と編集者、そしてアメリカ人ジャーナリスト視点で見た”子ども使い”アラタと子供たちを描いた短編集・本編の後日談。アラタやジブリール、ジニたちが周囲の人達や、外から見るとどう見えるのか、実際に遭遇してどう変わっていくのかという点で、とても興味深く読めました。年齢的にサバ読んでるジブリールはアラタの隣の居場所をしっかりと確保しつつあり、朴念仁のアラタを相手にジブリールの粘り勝ちというか、将来をほんのりと期待できるような流れになっていてちょっと安心できました。2014/10/17

まりも

30
サブキャラメインの短編集。ちょっと遊びが強すぎる気もしますがアラタ以外の視点で進んでいくので本編とは違った面白さがあったのは良かった。特にハサンから見たアラタというのはなかなか新鮮で良かった。ジニの話はちょっと身内を使いすぎていて萎えた。最後の短編はアラタ視点という事で子供たちの未来を作る為には悪どい手段も辞さない辺りは非常に彼らしくて良かった。ジブリールに対しての見方も変わっており落ちるまであと一歩という感じですね。カナンを匂わせる話もあったりと色々楽しめました。2014/10/18

AKF-ZERO

29
短編集その一。一話ずつの話の繋がりとしてはぶつ切れですが、本編の流れにはある程度沿っているようです。話全体の感じとしては『子供使い』と呼ばれる傭兵アラタを、周りがどう見ているかというのが主な焦点です。特に印象に残ったのが少年兵ハサンによって語られる、アラタと出会ったころのお話。子供達がアラタをどのようにして神聖視するようになったのかが細かく書かれており面白かったです。各話の舞台がほとんど全部国が違うのですが、読むだけでその国の情景が浮かぶのはやはり芝村さんが綿密に現地取材を行った成果かと感心させられます。2017/06/28

こも 旧柏バカ一代

21
マフィアと呼ばれている男。ソフィの護衛をしているらしいが、街で会った占い師が襲撃者だったとは、、嫌な世界だ。その後はチョット成長した子供達の話と全くの別の人の視点から見るアラタ達の行動はなかなかに面白い。ソフィの友達の記者は、犬猫の記事を書いてた方が本人的には良かったのだろうが、ジャーナリズムに目覚めてしまい合衆国へベンを向ける。あ、コイツ危険だわ。そしてアラタは傭兵業以外に子供達を食べさせることの出来る産業を探しにチッタゴンへ赴くが、、アラタは子供のために足掻いてるな。2024/09/06

ぺぱごじら

18
『暁のイヌワシ』『子供思いの子供使い』様々な異名で呼ばれる傭兵指揮官の日常オフライン短編集。戦場にスーツで現れ、自らは銃をとらず、ヘッドセットとタブレットで3000人の『我が子』を用兵し、我が子の死に号泣し、戦争を忌み嫌いながら戦場を求め、戦場から子供たちを切り離そうとする行為は子供たちの反対に遭い、(女性側からの自己申告だが)第三夫人まで予約されている(余り敬虔ではない)仏教徒。切り口を変えればいくらでも『善人』にも『悪人』にも見える男の日常と前途に幸あれと願う。2014-1302014/07/24

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