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出版社内容情報
夜の校庭でシマウマ男と戦う彼女の孤独に触れた瞬間、僕は恋に落ちた…。ビビッド&リリカルな星海社FICTIONS新人賞受賞作。
“絶対に死なない少年”と“絶対に殺す少女”──これは、イカレタ恋の物語。
オカルト研究部、喋るハムスター、半透明の妹、墜落した宇宙船──。すべては、彼女と出会った深夜の校庭から始まった。俊英・野中美里、ここに鮮烈デビュー。
内容説明
治癒の力を宿す少年・上代雪介は、深夜の校庭でシマウマ怪人と戦う少女・黒戸サツキと出会う。異能の力を持つ二人は、知らず惹かれあっていく。時を同じくして市内で頻発する不気味な殺人事件。喋るハムスター、半透明の妹、墜落した宇宙船―、二人の異能を嗅ぎ付けた同級生・岡田恵美により、多士済々が集う「オカルト研究部」に誘われることになった“絶対に死なない少年”と“絶対に殺す少女”のイカレタ恋の物語は、いま宇宙を超えてはじまりを告げる。
著者等紹介
野中美里[ノナカミサト]
1985年川崎生まれ。『2WEEKSイカレタ愛』で星海社FICTIONS新人賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
サイバーパンツ
8
文章が読みやすいのはいいが、ストーリーは凡庸で、描写もあっさり、キャラクターの繋がりも薄いままに話が進むので、読んでて何の感慨も湧かない。宇宙人周りのオカルト設定や世界観は割合魅力的で、ストーリーやキャラより、世界の方に自信があるような感じは何となく伝わってくるのだが、それだけで引っ張るほどの魅力はないし、どういうテーマかも作者の中で処理しきれてない気がするしで、結構読むのがキツかった。2017/10/15
ふじさん
6
星海社FICTIONS新人賞受賞作。序盤の展開が完全に某先行作品と一致していて苦笑したが、恐らく意図的な企みなのだろう。あちらが一冊を通じて丁寧に描いた心の交流を冒頭五〇頁に圧縮し、以降を異能力物の現代ファンタジーへ大胆に改装してみせた点に、本作の面白さを感じた。抑制が利かず所々で文章がつんのめってしまっている印象はあれど、平易で軽快な語りも娯楽作品として申し分なし。いつまで経ってもゼロ年代的な物語に惹かれる分かり易さに赤面しつつ、いやしかし楽しんでしまった物は仕方ないではないか、と開き直りたくなる一冊。2021/09/15
CCC
6
ラノベを読んだぞっ、という感じがして私は割りと好きかも・・・(小声)。特にイカれてはいないけれど、ラノベ的妥当性はあった。ただこの種の妥当性は、誰も求めていないのかもしれない。2018/06/18
塩崎ツトム
5
メインヒロインが地味すぎるのと、そのメインヒロインが活躍する序盤がつまらないことと、新人賞受賞作としては「新趣向」といえるものがまったくないという点は致命傷だけど、下馬評でいわれているほどひどい話ではなかった。360度どこから見ても「普通のラノベ」だった。2016/03/04
幻 透
4
第3回星海社FICTIONS新人賞受賞作。会話中心なのでさくさく読めた。題名の「イカレタ愛」という程いかれてなかった気が。内容は青春だったりオカルトだったりどちらに重きを置いているのかわからなかったし、私にはこの小説は何が言いたいのかわからなかった。第1回受賞作がそれなりに良作だった為、本作も期待していたので少し残念。2012/07/28
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- 事業承継が上手くいく




