星海社新書
アニメを3D(サンジゲン)に!

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  • サイズ 新書判/ページ数 158p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061386051
  • NDC分類 778.77
  • Cコード C0234

出版社内容情報

創立から10年で「フルCGオリジナルTVアニメ」を世に送り出した制作会社サンジゲン。不可能を可能する戦略的思考を紐解く1冊!コストを抑えるから、クオリティが上がる!
いま、日本のアニメの中に「3DCG」という大きなうねりがうまれています。使いどころ次第では、クオリティを向上させつつコストの削減ができてしまうという3DCG。その魔法のような技術を専門に扱い『蒼き鋼のアルペジオ?アルス・ノヴァ?』、『ブブキ・ブランキ』などの質の高い作品を世に送り出し続ける技巧集団が「サンジゲン」です。本書は、サンジゲンの代表自らが筆を取り、3DCGが日本のアニメ業界にもたらした変革の歴史と、制作の具体的手法、組織づくりに至るまでを余すことなく収めた1冊です。「誰にでもできるけれど、誰もやっていないことをやる」。日本のものづくりが世界と戦うために必要なものが、ここにある!

はじめに
PART1 「最前線」はここにある
PART2 必然だった「三次元」
PART3 「3DCGアニメ」のつくり方
PART4 「サンジゲン」が未踏を踏む
おわりに


松浦 裕暁[マツウラ ヒロアキ]
著・文・その他

内容説明

いま、日本のアニメの中に「3DCG」という大きなうねりがうまれています。使いどころ次第では、クオリティを向上させつつコストの削減ができてしまうという3DCG。その魔法のような技術を専門に扱い『蒼き鋼のアルペジオ‐アルス・ノヴァ‐』、『ブブキ・ブランキ』などの質の高い作品を世に送り出し続ける技巧集団が「サンジゲン」です。本書は、サンジゲンの代表自らが筆を取り、3DCGが日本のアニメ業界にもたらした変革の歴史と、制作の具体的手法、組織づくりに至るまでを余すことなく収めた1冊です。「誰にでもできるけれど、誰もやっていないことをやる」。日本のものづくりが世界と戦うために必要なものが、ここにある!

目次

1 「最前線」はここにある(セルルックCGアニメを武器に持つブランド;500万円でアニメーションを作るには ほか)
2 必然だった「三次元」(アニメの“良いところ”探し;アニメ業界との出会い。CGにはチャンスがある ほか)
3 「3DCGアニメ」のつくり方(3DCGアニメーション15年間の制作工程の変化;モデリング ほか)
4 「サンジゲン」が未踏を踏む(デスクワークで年収2000万円?;仕事なんて暇つぶしだ、と思っていた ほか)

著者等紹介

松浦裕暁[マツウラヒロアキ]
株式会社サンジゲン代表取締役。1972年福井県出身。高校卒業後、地元スーパーで働きながらデザインを学ぶ。1998年上京。CGの専門学校に半年通ったのち就職。GONZOを経て2006年、3DCGに特化したアニメ制作会社サンジゲンを設立。2011年、サンジゲンを含む5社をグループとした株式会社ウルトラスーパーピクチャーズを設立し代表に就任(サンジゲンと兼務)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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たこやき

12
フルCGアニメの制作で知られるサンジゲン社代表の書。私自身は、アニメの本数は見ているけど、それほど制作について、とか、会社の展望とかには興味がないので不真面目な読者だと思う。ただ、それでも従来のアニメでCGシーンだけが「浮いてみえる」理由が、そもそも別体制で作ることが多かったから、とかを知り腑に落ちた。また、CGアニメの場合、従来のように作画→動画のような一方通行ではなく、相互を行き来しながら作れる、とか、CGアニメは動かすことは簡単だが、その加減が難しい、とか、特色、違いといったものは十分、理解できた2017/03/05

へんかんへん

3
3Dやりたい バンドレッドとアスラクラインもだったか2017/02/10

富士さん

2
今商業アニメーションに100年ぶりの本質的な革新が起こっているのを感じ、その新たなスタンダードの構築に同時代人として立ち会えているのをうれしく思います。個人技から始まって、徐々にセルルックでリミテッドな3Dアニメーション製作に最適な制作フローを構築していく過程の描写はワクワクしました。まだスタンダードが確立した訳ではないので、これからどうなって行くのか分かりませんが、その試行錯誤から学べる問題意識は、セルアニメの製作を見直し、より理想的な制作フローがまだあるのではないかという希望を抱かせてくれるものです。2017/04/16

ハンギ

1
アニメの制作を効率のいいものにしたい、という想いは理解できるし、CGは作画崩壊することがない、という利点も理解可能だ。サンジゲンがオースやトリガーと協力関係にあるのがよくわからなかったけど、その辺りの事情も理解できた。本当かどうかは知りませんが。あと市場を支配したいという、欲望については正直どうなのかよくわからない。ゴンゾ出身の中から腕を磨いたことは理解できるが。CGの現場は人海戦術なんだなあ、150人も雇える体制は2Dでは確かに無理かもしれない。白組も三茶スタジオにはそれくらいいるみたい。2017/01/29

morelemon

1
最近ではすっかり有名になったサンジゲン。同社代表の松浦氏の本。松浦氏の作品にかける思いが伝わって来ましたし経営者としての社内のバランスに腐心する様子も窺えてビジネス本としても面白かったです。2017/01/15

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