内容説明
理想を夢みたのか、騙されたのか!?在日60万人のうち9万人以上が「帰国」した在日社会最大の事件の意味を、日朝関係を軸に初めて学術的に検討する。
目次
はじめに なぜ、いま帰国問題か
1 帰国運動とは何か(帰国問題の経過と背景;帰国運動の歴史的背景―戦後日朝関係の開始;帰国者のその後 ほか)
2 誰が帰国運動を推進したのか(北朝鮮にとって「帰国事業」とは何だったのか;日本共産党および日本社会党の対応;日朝協会の性格と役割 ほか)
3 帰国運動はどう報じられたのか(『朝日新聞』と『産経新聞』は帰国運動をどう報じたのか;帰国運動に関する『世界』と『中央公論』の論調;『東亜日報』は帰国問題をどう論じたのか)
日韓国交正常化と日朝関係の非正常化
著者等紹介
高崎宗司[タカサキソウジ]
1944年、茨城県生まれ。東京教育大学大学院修士課程中退。思想の科学社などに勤務した後、86年津田塾大学助教授、91年から同教授。専攻は、日朝・日韓関係史
朴正鎮[パクジョンジン]
1999‐2001年、東国大学・漢城大学で非常勤講師、2000‐01年、高麗大学亜細亜問題研究所研究員。02年から、東京大学大学院総合文化研究科博士課程。専攻は、北朝鮮研究、日朝関係史
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