出版社内容情報
【山一・勝新からベッキー・舛添まで】日本人はいつからこんなに謝るようになったのか!? 終わらない謝罪の輪廻、その本質を暴く!日本人は、なぜ謝り続けなければいけないのか?
この国に、謝罪のない日はない。致命的な失態はもとより、些細なあやまちですら盛大に揚げ足をとられ、ネットを通して徒党を組んだ「怒りの代理人」の攻撃によって謝罪会見に追い込まれた挙句、今度はその内容を品評され、「反省していない」とさらに騒がれ……。この仕打ちは、新たな標的が現れるまで続き、謝った人をボロボロになるまで追い込む。本書では、ネット編集者・ライター、PRマンとして数多くの謝罪を目撃し体験してきた筆者が、現代社会に渦巻く謝罪の輪迴の実情と原因を、山一破綻会見、東京五輪エンブレム問題、ベッキー不倫騒動など数々の事例とともに検証・分析。“謝罪大国ニッポン”を生き抜くための処世術を語る。
中川 淳一郎[ナカガワ ジュンイチロウ]
著・文・その他
内容説明
もう、謝るな。日本人はなぜ謝り続けるのか。終わりなき“謝罪の輪廻”の本質を暴く。
目次
第1章 悪い謝罪、良い謝罪(ベッキーの謝罪は、「大事な人」順に行われた;芸能人の最終目的、CM ほか)
第2章 なぜ、日本で謝罪は儀式となったのか(NHKに映り込んでしまったタレントの不運;当事者でもないのに怒り狂う「怒りの代理人」 ほか)
第3章 謝罪空間インターネット(絶対的正義を振りかざすネット住民たち;「選挙に行くかどうかはオレの勝手」とつぶやいたら… ほか)
第4章 謝罪道(時に企業の存続すら左右する記者会見;謝罪の意思よりも、「反省している感じ」の有無 ほか)
第5章 もう謝るな(「世間」に謝る必要はない;いきすぎた「お客様」たち ほか)
著者等紹介
中川淳一郎[ナカガワジュンイチロウ]
編集者、PRプランナー、ライター。1973年生まれ。東京都立川市出身。大学卒業後、博報堂CC局で企業のPR業務を担当。2001年に退社し、しばらく無職となったあとフリーライターとなり、その後『テレビブロス』のフリー編集者に。企業のPR活動、ライター、雑誌編集などを経て『NEWSポストセブン』など様々なネットニュースサイトの編集者となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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