星海社新書
全国国衆ガイド―戦国の“地元の殿様”たち

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  • サイズ 新書判/ページ数 494p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061385719
  • NDC分類 210.47
  • Cコード C0221

出版社内容情報

天下取りか、近世大名か、それとも滅亡か?戦国時代を駆け抜けた地元の殿様・国衆。気鋭の研究者たちが全国約500氏を総まくり!全国津々浦々、その数514氏! あなたの町にも国衆がいた!
''地元の殿様''といえば、江戸時代の大名を思い浮かべる人も多いでしょう。しかし、彼らの多くは江戸で生まれ育ち、参勤交代で国元は留守がち、おまけに領地替えもありました。一方、代々土地に根付き、戦国大名から自立した支配を行っていた戦国時代の国衆たちは、真の意味での''地元の殿様''と言える存在です。近世大名になった真田氏や井伊氏、天下に名乗りを上げた織田信長や徳川家康も元は国衆でした。ですから、戦国時代についてよりよく知るためには、国衆の研究は欠かせません。本書では、最新の研究に基づき、東北から九州まで514氏を掲載しました。さあ、国衆たちから、戦国時代を見なおしてみましょう!

大石 泰史[オオイシ ヤスシ]
編集

内容説明

国衆とは、戦国時代の在地領主のことである。在地に根を張って戦国大名の介入を拒み、郡規模に及ぶこともある領域支配を行った彼らこそが、“地元の殿様”である。激動の戦国時代を駆け抜けた“地元の殿様”約514氏を総まくり!

目次

東北地域(東部・西部)
北関東地域
南関東地域
北陸地域(東部・西部)
甲信地域
中部地域
東海地域(東部・西部)
畿内地域
中国地域(東部・西部)
四国地域
九州北部地域
九州南部地域

著者等紹介

大石泰史[オオイシヤスシ]
歴史研究家。1965年生まれ、静岡市出身。東洋大学大学院日本史学専攻修士課程修了。大石プランニング主宰。千葉県文書館嘱託職員等を経て、大石プランニング創設。戦国史研究会会員。島根県頓原町(現、飯南町)・愛知県稲武町(現、豊田市)・千葉県勝浦市の市史編さん専門委員、静岡県史通史編(中世)執筆員等の委嘱を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きいち

37
すごいよ、すごい。戦国大名に至らなかった地元の殿様=国衆たち全国500氏以上を、大勢の研究者たちが一つ一つ解説していく。もう小さな文字で注なんて新書なのに5段組!それでも、あまり知識のない各地の室町~戦国前期の歴史が、いくつかの氏の記述をまたいで読んでいくことでちゃんと立ち上がっていくような気がして読み進められる。なんかガルシアマルケスやらバルガスリョサを読んでるような感じで楽しい。◇関東が追いかけられたのは享徳の乱、近畿や応仁の乱、戦国三好一族を読んでたおかげ。大内VS大友とか中国九州はもっと知りたい。2018/12/09

サケ太

17
これは、歴史好きなら必見。全国各地の国衆について描かれた本書。旅に出る前はとりあえずこれを読めば、そこに生きていた人々の歴史を少しは知ることが出来る。本当に数が多い。有名な大名格から名前も知らなかったマイナー武将ま(ほとんどがこれ)で。当然ながら様々な人物たちが生きていて、主役として取り上げられる人々の影で必死に生き抜こうとしていた。滅んだ者たち。うまく生き残ったものたち。地元の殿様の存在を知ることは楽しい。2017/12/04

広瀬研究会

7
あくまで国衆の事典なので、有力大名たちが舞台の裏側に潜んでいるみたいになっていて面白い。国衆視点のスピンオフ作品を読んでいるような。新書本一冊に収めるにはあまりに分量が多くて、今どき珍しいくらい小さな文字でぎっしり詰め込まれてる。誤植は多いし本文と注の順序は合ってないし、正直読みづらいんだけど、一冊の本になるまで相当苦労したんだろうなあと思えて、かえって好感をもってしまった。2017/02/28

さとまる

5
東北から九州まで全514氏の国衆を網羅した本。膨大なデータを詰め込んだだけに500ページ近い鈍器本となっている。大名化した有名な一族もあれば国衆のさらに庶流のような初めて聞く名前も散見できる。データ量としては申し分ないのだが、これを新書版で作ってしまったのでとにかく字が小さい。各地域ごとの語彙解説は新書サイズの6段組という豆粒のような文字。さらに本文と順序が入れ違っていたり、本文に※があるのに解説がなかったりはたまたその逆だったり編集での手抜かりが目についた。内容は良いだけに残念。2023/08/14

ホーリー

5
前々から気になってて、とはいえ買う程か…と思って手が出ていなかった本。買ってしまいました。。かなり細かく国衆が掲載されており、国衆辞典としてはなかなかのもの。しかしながら、後に大大名になった宇喜多が入ってる割に、弱小国衆出身の毛利は別格扱いで入っていなかったりする。細かい話、東海地区にしても田峯と長篠の菅沼氏が載ってるのに、野田菅沼氏が載ってなかったりする…まぁ、☆を付けるなら3.5というところかな。2016/09/27

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