星海社新書
あなたのプレゼンに「まくら」はあるか?―落語に学ぶ仕事のヒント

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  • サイズ 新書判/ページ数 174p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061385597
  • NDC分類 779.13
  • Cコード C0295

出版社内容情報

日本が世界に誇る最強のプレゼン術、落語。イエール大学→三井物産→立川流という経歴の著者が語る、伝統の技とビジネス、その接点。落語は、面白くて、ためになる!
この本は、落語の面白さについて語ると同時に、落語がいかに「役に立つか」について解説した本です。落語修業を経て私の中に芽生えたのは、「サラリーマン時代に落語を知っていれば、もう少しましな仕事ができたのに……」という思いでした。話し方はプレゼンの参考になりますし、噺の内容から人間関係のコツを学ぶこともできます。しかも予備知識が不要で、三千円も出せば一流の芸がみれて、グローバル社会で必須となる日本文化の知識まで得られる。そして、なんといってもべらぼうに面白い! 手前味噌ですが、こんなにいい趣味って他にないと思いませんか? 落語には、あなたの仕事を進化させるヒントが詰まっています。

立川 志の春[タテカワ シノハル]
著・文・その他

内容説明

落語の面白さについて語ると同時に、落語がいかに「役に立つか」について解説。天職を掴んだ落語家がおくる若手ビジネスマンのための思考と発想を変える落語入門!

目次

1章 イェール、三井物産、立川流(アメリカで感じた自己主張の大切さ;偏差値で大学を決めたくない! ほか)
2章 落語に仕事を学ぶ(最初の修業は「自分をなくす」こと;師匠と徹底的に同化する ほか)
3章 まくらに学ぶ雑談(落語家は「まくら」をやりながらネタを決める;ウケないことも、前座の仕事 ほか)
4章 リズム、間、調子を獲得せよ!(なにはなくとも、「リズム、間、調子」;まずは自分の声を録音してみる ほか)
5章 最強の趣味、落語への誘い(落語を聴きに行ってみよう!;落語家を、好きなところに呼ぶ ほか)

著者等紹介

立川志の春[タテカワシノハル]
落語家。1976年大阪府生まれ、千葉県柏市育ち。渋谷幕張高校を経て、イェール大学へ進学。卒業後は三井物産に入社。鉄鉱石部にて、営業見習いとして勤務する。社会人3年目のある日、立川志の輔の落語を聴き、衝撃を受ける。半年間の逡巡の末退職し、志の輔門下への入門を許される。2011年、二つ目昇進。日本語はもちろん、留学経験を活かした英語落語での公演も行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Y2K☮

30
執筆当時の著者は二つ目(昨年真打ちに昇進した)。アメリカ留学の経験がある元・三井物産の商社マン。培った語学力や我の強さは前座には無用。むしろ足枷となって出世に響いた。でも二つ目になればそれらが他の噺家にはない武器となる。英語の落語を海外で公演とかなかなかできない。時代性やタイムリーな話題を重んじるのはまさに談志の流儀だが、古典は古典のままでもお客さんは理解してくれるという姿勢が違うような(直接の師匠・立川志の輔の薫陶だろうか)。落語の諸々はプロレスと似ている。まさに人生そのもの。話の創り方も勉強になった。2021/12/14

ふ~@豆板醤

28
オーディオブックにて。イエール大卒で三井物産に勤めていたという経歴を持つ落語家・立川志の春さんによる、日常生活に活かせる落語のあれこれを紹介している本。話のリズム・間・調子を大切に、聴き手の聴きたい事を意識した内容を話す・伝える。自分の弱さを認め相手に気を遣うこと。わかっていてもなかなか難しい事だけど、実例や時折落語を挟みながら紹介していて、プレゼンや営業トークに活かせそう!営業職じゃないけど‥(^_^;)笑2017/03/08

Lee Dragon

27
著者はイェール大学から三井物産、そして落語家という異色の経歴。落語の技術についての説明や有名な話、用語などから一冊で落語を聞いてみたいと思えるようになる。また、元ビジネスマンという立場だからこそ、ビジネスに活きる落語の奥深さも記述してあった。今度聞きに行こうかな。2017/08/29

シュラフ

25
我がサラリーマン生活を振り返ると、ビジネンマンの成功のカギは、資格・英語力・ITスキルなどではなく、絶対に国語力である。だからビジネンマンは国語力を徹底的に磨くべきである。特に"話す"という技術はもっとも重要である。志の春も、きっと前座にて客の関心をつかむということの難しさを実感したのだろう。本論をはじめるにあたって、相手が何を求めているのかを当たりをつけ、語る内容と相手の頭の中をリンクさせる、と志の春は"まくら"について語る。これってまさしくプレゼンのことである。若きビジネスマンも落語を聴いてみよう。2016/11/19

メタボン

25
☆☆☆☆ ビジネス本というよりも純粋に落語の楽しさを伝えてくれる本。語りが落語そのもので面白かった。師匠と徹底的に同化すること、まくらをやりながらネタを決めること、リズム・間・調子など、落語のエッセンスはビジネスのプレゼンテーションにも通じるという主張には共感できる。ところで星海社さん、あまりにも誤字脱字が多すぎないか?ちゃんと校正してほしい。出版社としてプロでない。2015/12/18

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