出版社内容情報
【内容紹介】
画家は東京を離れて、信州へ戻った。そこは、いついつまでも限りなく愛と美を呼びおこす永遠のテーマ。ふるさとの空と大地にはぐくまれた詩情あふれる絵と、熱く切ない思いを綴った原田泰治の精選画文集。これは画家の愛する信州にとどまらず、あなた自身の、なつかしいふるさとの美の風景でもあるのです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinupon
8
以前は毎年行っていた信州。久しぶりに行ってみたくなる本です。2013/08/28
ユー
6
3年間、信州に住んでいました。自分が住んでいた頃と、この本が描かれた頃は、時代背景が全く異なると思いますが、「豊かな大自然」だけは共通していますよね。何も無い所が、また、良いです。再び、信州で生活してみたくなりました。2016/11/16
きーた
4
(再読)’22.3月2日に亡くなられた原田泰治さん、ご冥福をお祈りいたします。 原田さんは諏訪のご出身だけれど疎開して少年時代を過ごされた伊賀良村(現飯田市)は私の実家から片道30分くらい。「僕にとって信州とは、それは伊賀良村そのものであり、本当の意味でのふるさとも伊賀良村だと言えましょう」という言葉が嬉しい。 文庫本の大きさではあるけれど掲載されている絵に惹き込まれ、伊賀良村のお仲間たちや素敵なご家族のお話に温かい気持ちになる。2022/03/06
mami
3
イラストとエッセイで構成されています。お父様が水田を作ろうと奮闘し、大きな石に突き当たった際、原田少年にかけた言葉に感動。読書というよりは絵が拝見したくて購入しましたが、素敵なエピソードが沢山盛り込まれていて得した気分です。2012/09/27
けん
2
絵は良いが、文章の方は時代が古過ぎるのと、「田舎」を描いた点に全く共感が持てなかった。この絵にも飽きがきたので、「ブックオフ行きでいいかな」という感じです。2015/10/26