出版社内容情報
あっ、ながれぼし! ねずみは、ある願いを胸にながれぼしをさがしにでかけました。ところが雪の上にみたこともない足跡をみつけて…ある冬の夜、ねずみはながれぼしをみつけました。
「おちてきた ほしをみつけて ねがいを かなえてもらおう!」
つぎの朝、ねずみがでかけると、雪の上にみたことのないあしあとがありました。ねずみは、ひとつの願いを胸に、あしあとを追いかけていきましたが……。
いきいきと描かれた動物たちが紡ぎだすあたたかな物語。
「第7回KFS絵本グランプリ」受賞作品。
しもかわら ゆみ[シモカワラ ユミ]
著・文・その他
内容説明
ながれぼしのあしあと?動物たちのあたたかなきもちが、一筆一筆にこめられた、「第7回KFS絵本グランプリ」受賞作リニューアル復刊!
著者等紹介
しもかわらゆみ[シモカワラユミ]
東京都生まれ。2001年より講談社フェーマススクールズ(KFS)の通信講座にてイラストレーションを、同講座修了後はKFS直営教室で動物細密画(ワイルドライフアート)を学ぶ。2013年、同スクールが主催した「第7回KFS絵本グランプリ」にてグランプリを受賞。『ほしをさがしに』(講談社)で絵本作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちょろこ
146
表情が素晴らしい一冊。小さな子はねずみから、大きな子は熊まで…文句なしに絵が可愛い。どの子も毛並みはもちろん、表情、特に瞳が素晴らしい。見つけた時の好奇心旺盛な瞳、ちょっと優しい瞳。さまざまな感情が伝わってくるほど。この子達はまるで"チームながれぼし"だね。一丸となって探す姿は微笑ましい。ラストはおもいっきり心ぽかぽか!イガイガ気分を滑らかに和らげてもくれた。ねずみくんのねがいごとはきっと今の世の中の誰ものねがいごとでもあり、きっと誰もが幸せな気持ちに包まれるに違いない絵本。2021/05/30
馨
125
しもかわらゆみさんの絵が大好きで早く読みたかった絵本。1番好きなオオカミの登場シーンは後ろ姿だったw普通なら一緒に行動したりしない小動物から大きな動物まで一緒に謎の足跡を追って行く話。足跡の正体がわかった時皆が首をかしげている絵が可愛い。ねずみくんの姿もキュンとしました。2022/06/19
もんらっしぇ
110
口あんぐり…びっくり!とにかくびっくり!あるていど予想はしていたものの…じっさいに本を手にとってみると、もりの動物たちのそのリアルさ、可愛らしさにかんぜんにノックアウト!こちらいい歳したおっさんなのに、何だかしぜんにちょっと涙がでてきちゃうのはどうしてでしょうか?… 2025/04/25
紫綺
86
お話も絵も、とってもかわいらしい絵本。ファンタジーあふれる友情いっぱいのステキな絵本。2018/03/11
♪みどりpiyopiyo♪
79
ある冬の夜、ねずみはながれぼしをみつけました。 「おちてきた ほしをみつけて ねがいを かなえてもらおう!」 ■かわいい友情のお話を読みました♪ 春を待つねずみくんと もぐらくん、そして森の仲間たち。みんなで探したその先には♡ ■いきいきと描かれた細密な動物たちがいいね。昔話にもよく出てくる日本の野生動物の紹介にもなるし、外国語でも出版されるといいな。■お伽のさじ加減も甘すぎなくて気持ちよく読めます。春のお日さまのような あたたかいお話でした ( ' ᵕ ' ) 2018/03/13