出版社内容情報
ようこそ。これより皆さまを恐ろしい絵本の肝試しにご案内……。ページをめくるとお化けが飛び出す、夏にぴったりのしかけ絵本!『きもだめし』は、その名の通り、夏の風物詩である肝試しがテーマの、縦開きのしかけ絵本です。
不気味な日本人形の、おどろおどろしい肝試しへの案内から、本作は始まります。幽霊や、一つ目お化け、ろくろっくび、のっぺらぼうなど、定番のお化けや妖怪が次々に登場するのですが、一番の見どころはなんといっても、驚きの「しかけ」です。この作品は、縦にページをめくっていく縦開きの絵本ですが、お化けが出てくるページは、片観音になっています。最初にページを開くと、井戸や、地面が見えていて、そのページを上に開ければ、井戸から幽霊が現れたり、地面から骸骨が飛び出したりするのです。
思わせぶりなテキストのページがあり、それをめくると、お化けが飛び出す、という構成は、まるで実際にお化け屋敷や肝試しに行ったかのような、臨場感あふれるしかけです。
おはなし会や、親子でドキドキしながら楽しめる1冊です。5さいから?。
新井 洋行[アライ ヒロユキ]
著・文・その他
著者等紹介
新井洋行[アライヒロユキ]
1974年東京生まれ。絵本作家、デザイナー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ままこ
89
子供向けのホラー仕掛け絵本。表紙の日本人形が一番不気味かも。2021/05/13
がらくたどん
49
藤崎さんの健気な呪い人形「お梅ちゃん」のお話を2冊も続けて読んで寝たら夢枕に現れた絵本(←盛ってます!ホントは寝る前に思い出しました)赤いおべべの日本人形がちびっ子たちを「きもだめし」にご招待。「さあ、きもだめしをはじめるよ」「でもね」ぺらり(ページをめくる音ね)「なくこは このさき よんじゃだめ!」ってその顔が一番泣くって( ゚Д゚)「せすじがこおる しかけつき」って表紙に書いてあったでしょ~。ふふふ、わたしの瘴気を毎日ちょびっとづつ吸い込むと強い心が育つかもよって、あ~また人を幸せにしてしもうた。無念2025/03/17
かおりんご
35
絵本。仕掛け絵本。乳幼児向けな感じだけど、乳幼児には怖すぎると思う。2016/07/02
ほんわか・かめ
31
縦にめくるしかけ絵本。しかけをめくると妖怪の顔が現れます。新井さんだからかわいい妖怪が多いんだけど、ガイコツはちょっとだけ怖いかも(汗)2021/04/25
リコリス
30
せすじがこおるしかけつき!の文字にちょっとドキドキしたけど大丈夫だった(笑)2018/08/11