出版社内容情報
ひなまつりの華やかさと、楽しさが画面いっぱいに広がる一冊!ある日、お絵かきをしていたえいちゃんの耳に、どこからか 低い声が聞こえました。「しかたない、この刀で!」。よく見てみると、押し入れのダンボール箱に光るものが! 中から出てきたのはおにんぎょうでした。「うわわっ。しまった、引き返すぞ!」慌てて帰ろうとするので、「まって、帰らないで!いっしょに遊ぼう」と、えいちゃんは、ひきとめます……。
ひなまつりを華やかに楽しく紹介した絵本。よみきかせ3さいから。すべてひらがな。
鈴木 真実[スズキ マミ]
著・文・その他
内容説明
3がつ3かはひなまつり。おひなさまたちをひなだんにかざっていわうひです。いつものおひなさまにことしもあえるとおもっていたら…。よみきかせ3歳ごろから、ひとりよみ6歳ごろから。
著者等紹介
鈴木真実[スズキマミ]
1970年、千葉県生まれ。2003年よりイラストレーターとして活動をはじめ、2007年ザ・チョイス入選。『ながねぎきょうだい』(文・中川ひろたか、童心社)で絵本の仕事をはじめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
113
女の子の健やかな成長を願って桃の節句に飾られるお雛様。1年の大半は押入れなどの中で過ごします。オリンピックに出場するアスリートたちの例をあげるまでもなく、年に一度の晴れ舞台に出るには、日頃からそれなりの準備が必要なのでしょうね(笑)。子どもの夢と親の願いを背負って、いつまでもきれいでいてねお雛様♪ 季節と行事の読み聞かせ絵本。作者の鈴木真実さんが読み友さんのご友人と伺って手に取りましたが、穏やかな絵とコミカルさのある楽しい絵本です。3月3日に読めて良かった。日本の伝統を伝えていきたいですね。2016/03/03
積読亭くま吉(●´(エ)`●)
89
★★★☆今ごろ?!(笑)そう今ごろ。今になってしまいました。間もなく端午の節句。読み友momoさんのお友達の作品。何度も何度も繰り返し、ページを繰り。えいちゃんの指先の表情や、ぬいぐるみのセーター、お雛様の髪の流れ…細部にこそ魂は宿るのでしょう。温かで柔らかい思いが手渡しで捧げられているようで、感無量。自分を表現するって素敵ですね…口だけ番長の自分が…絵や書や歌で自分を表現する才が欲しいものです2016/04/16
おくちゃん🌷柳緑花紅
87
これは本当にひみつひみつ(笑)来月はひな祭り。女の子の健やかな成長を願って♡昨年のひな祭りから押し入れにしまわれているおひな様はどんな風に過ごしているのかなぁ?今日は、押し入れから何か物音がしないか確かめなくちゃ。今年も娘の家で孫を囲んでひな祭り。鈴木真実さんの絵にあたたかい家族の愛と、春の陽ざしを感じます。気ままに過ごすと大変なことになるのね(笑)読友さんのお友達の作品♪2017/02/01
Kawai Hideki
80
面白かった。きままな生活で不摂生をしたため、太りすぎてしまったおひなさまのために、女の子と他の人形達が運動会をするお話。種目はかけっこ、トランポリン、つなひき。特に、つなひきのシーンは、でっぷりしたおひなさま一人に対して、ひな人形&おもちゃ連合が全力でひっぱって、いい勝負をしており、その迫力に笑った。おひなさまのダイエットは無事成功するが、女の子のお母さんがこれまた結構恰幅の良い方。女の子の将来が案じられる。2016/02/14
ひらちゃん
49
読友momoさんのお友達の本。図書館で見つけて早速借りてきました。可愛いわあ。何を隠そう家の両親はお雛様は夜な夜な宴会をするんだ。見ちゃ行けないぞ。とまだ幼い私に言い続けてきた。(笑)しっかり信じて夜にはお雛様の部屋には近づかなかった私。でもお話してみたかったな。えいちゃん、ひみつひみつでひな祭りがいっぱい楽しみになったね。ほのぼのさせて貰いました。2017/03/19