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目次
第1章 現代の主役=遺伝子
第2章 興奮の1世紀
第3章 謎にみちた動物行動
第4章 利己的遺伝子への道
第5章 生物は遺伝子の乗りものである
第6章 利己的遺伝子からミームへ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
michu
1
今読むと多少詭弁と感じる。「利己的」という表現が擬人的に過ぎるせいか。字義としてはスジが通っているが、遺伝子が意思を持って個体をコントロールしているかのような表現は違和感がある。個体でなく「遺伝子が自己複製するに当たって有利な遺伝子」が生き残って来たのは事実なのだろう。関係ないが、「遺伝子」を「魂」と 読み替えると面白い。「魂は部分的に同じ物がたくさん存在していて、異なる乗り物に分乗している」とか。自分の魂も、引き継いだ多くの魂の断片の集合であり、死後も同じ物が分割されて存在してる。とか考えるとステキだ。2011/06/26
Nobuyoshi
0
科学的な言辞と比喩とが混在して、その架け橋が見当たらない。比喩ばかり聞かされても、こちらの知りたいのは科学的なエビデンスなので、読んでいて嫌になりました。2017/03/11
aki
0
ドーキンスの『利己的な遺伝子』挫折組(私のような)にとっては、ありがたい本。その骨子を解説したものだ。生物が時折、自分の身を捨てても、子どもを守る行動をとることがある。ダーウインの進化論では説明できないが、ドーキンスは遺伝子主体説を導入することで、説明を可能にした。生物は遺伝子の乗り物で、運転手である遺伝子は自らの遺伝子の存続を第一と考える。よって、乗り物にすぎない親の命より、遺伝子を存続させる可能性が高い子どもの命を優先するのだ。後半紹介される文化的ミームを軸に据えた文化的進化の考え方もおもしろい2010/05/03
905
0
何十年も前からこういう考え方があったんだな。自分の無知に今さら驚く。ただ刊行後三十余年、新たにわかったこともたくさんあるだろうから、もっと未知の分野も積極的に学ぶ意識を持たないと。2020/09/26
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