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内容説明
子どもが正常に育ち発達しているかどうかは、どんな親にとっても大きな関心事である。しかし発達の道すじは一様ではなく、個人差も大きいし、育てられる環境の地域性の違いや文化性の違いによっても左右される。本書では、実際に子どもの発達支援にたずさわっている著者が体験した、養育者の誤解や無理解によって発達がゆがめられた事例を通して、大人の育児に対する役割と、異常が認められた場合の対応を考えていく。同時に、子育てのなかから親自身が成人としての発達をとげていく道すじを考える。
目次
第1部 子どもの発達のみかた(乳幼児健康診査と親子の姿;子どもの発達を正しくとらえるために;子どもの発達を適切に支援するために;子どもの発達を左右するもの)
第2部 子どもの発達と環境(日本の中の地域性;発達状態を知る方法;発達とそれを促す環境;人間発達の正常と異常)
第3部 子どもの発達と世代間のかかわり(幼少時の経験とその後の発達;子どもを育てる親の位置;子どもと共に発達する親;あそびと世代間のかかわり)