講談社の創作絵本<br> ねこのそら

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講談社の創作絵本
ねこのそら

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  • サイズ A4判/ページ数 36p/高さ 31cm
  • 商品コード 9784061325944
  • NDC分類 E
  • Cコード C8771

出版社内容情報

ブラティスラヴァ世界絵本原画展 金のりんご賞受賞作家の最新作。ちいさなねこが、木のてっぺんまでのぼれたときに見たものは?ちいさなねこがたずねます。「ぼく おおきくなれる?」
おおきな木はこたえます。「きっと おおきくなれますよ」

春、木のそばにちょうがいれば、手をのばしました。夏、木にかぶとむしがとまっていれば、体をのばしました。秋、枝の先でリスが走っていれば、ねこはそこまでのぼっていきました。
いつのまにか、ねこは木のはるか上までのぼれるようになっていました。はたして、木のてっぺんで、ちいさなねこ見たものは?

繊細な線、大胆な線、モノクロームの中に浮かぶ色が、ぎゅっと心をつかみます。まるで、大きな体と心を持つ父と、父にあこがれる息子の対話のような物語。躍動感のある筆致が、ねこの<成長>の喜びをいきいきと表現する一冊です。

きくち ちき[キクチ チキ]
著・文・その他

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶち

112
[にゃんこまつり2020]『しろねことくろねこ』がたいへん素敵だったので、同じ著者のこの絵本も手に取りました。この本の絵もダイナミックでいながら、登場人物たちの心情が素直に顕われているような繊細さも感じられます。"ぼく、おおきくなれる?"小さい猫は、大きくなりたくて、木に登ります。それを見守る大きな木。猫と木を巡る物語は、季節に彩られて美しく描かれています。木のてっぺんで猫が見た世界は、大きく広がる清々しい空の青さです。その世界のスケールの大きさは、圧倒的です。やはり、この著者の絵はすごく素敵です。2020/02/22

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

89
木はいつもそこにいて、小さなねこの成長をやさしく見守ってくれました。「ぼく おおきくなれる?」「きっと おおきくなれますよ」。まるで父と子のような会話がきこえます。ねこは毎日木にのぼろうとするけど、なかなか高いところまではいけません。それでも季節の小さな変化に気づきながら、ねこは少しずつ成長していきます。てっぺんから眺める空はどんなだったのだろう? きくちちきさんが描く絵は墨絵のようだったり、抽象的にみえたり、愛らしかったり。表紙の緑が目にやさしかったです。2015/06/17

Natsuki

69
大きくなりたい「ちいさな ねこ」と、それを見守る「おおきな き」の対話は、まるで親子のよう(*´ω`*) 大胆で勢いのあるタッチの水彩?水墨?筆のかすれやにじみ、濃淡に魅せられます。「ちいさな ねこ」の成長と、「おおきな き」をめぐる季節を心のままに味わう一冊♪2015/11/04

ねむねむあくび♪

59
図書館の本。しんぷるな絵本。大きな木を見上げて、猫はどこまで上を目指すのだろう(=´▽`=)大胆な絵が力強くて、色使いはまるで夏の北欧のようでした〜~(^o^)丿2015/08/26

kimi

54
からすが言った言葉が好きです。2016/01/09

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