出版社内容情報
夜にきこえてくるのは、ぼうしやさんのミシンのおと。おつきさんがぼうしやのおじいさんにたのんで作ってもらった3つのぼうしとは?ある夜、おつきさんが、街で人気の帽子屋さんに、自分の帽子を作ってほしいとたのみにきました。
腕のよいおじいさんも、おつきさんにぴったりの大きな帽子は、作ったことがありません。でも、暗い夜もいつも明るくてらしてくれるおつきさんのために、とびきりの帽子を作ってあげたいと思いました。
さあ、おつきさんがおじいさんに頼んだ帽子とは……?
高木 さんご[タカギ サンゴ]
著・文・その他
黒井 健[クロイ ケン]
著・文・その他
内容説明
おかのうえに、いっけんのぼうしやがありました。おつきさんはそらのうえから、たくさんのひとがぼうしをかいにくるのをみていました。ぼうしをほしがったおつきさんの「満ち欠け」のおはなし。
著者等紹介
高木さんご[タカギサンゴ]
千葉県銚子市生まれ。日本児童出版美術家連盟会員
黒井健[クロイケン]
新潟県新潟市生まれ。新潟大学教育学部美術科卒。出版社に入社、絵本の編集にたずさわった後に退社、フリーのイラストレーターとなる。以降、絵本・童話のイラストレーションの仕事を中心に活動。2003年、山梨県清里に、自作絵本原画を常設する「黒井健絵本ハウス」を設立する。日本児童出版美術家連盟会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
masa@レビューお休み中
130
お月さんが、帽子屋さんなのかと思っていたら…。お月さんのための帽子という意味だったんですね。お月さんは、空から丘の上にある一軒の帽子屋さんを見てました。帽子屋さんには、おじいさんがいて、とてもうつくしい帽子を作っているんです。しかも、その人にピッタリのたったひとつの帽子を作ってくれるんです。魔女の親子、海賊の船長、手品師などなど…。どんなお客さんも、お店をでていく頃には笑顔になっています。そして、それを見ていたお月さんも、帽子屋のおじいさんに自分の帽子を作ってほしいと頼むのです。2014/11/04
新地学@児童書病発動中
100
愉快な絵本です。おつきさんが、帽子を欲しくなります。丘の上の帽子屋さんの鮮やかな仕事ぶりに、感心していたからです。ある日とうとう帽子屋さんに、帽子を作ってくれるように頼むのですが……。帽子をかぶっているおつきさんを見たことはありません。はにかみ屋なのかもしれません。でもきっと3つの帽子を持っている、と思うようになりました。この本を読んだからです。これからは注意深くおつきさんを見るつもりです。帽子をかぶっているのに気づいたら、似合いますね、と言うつもりです。2017/09/25
MI
65
丘の上におじさんがやってるボウシ屋さんがあった。とても評判がよく、魔女も海賊も手品師もわざわざ買いにくるほど。お月さんは帽子が欲しくて欲しくて。おじさんのところに顔を出した。帽子屋さんはお月様に似合う巨大な帽子をつくる。お月様が愛らしい絵本2024/10/21
ぶんこ
44
お月様と森、小さな家といった背景の絵が、黒井さんは抜群で、私の心をとらえます。 いいなぁ、いいなぁとため息。 海賊の帽子が一番お似合いだと思ってしまいました。 2015/03/03
はるぽん🐰道草中🐱
37
丘の上にある帽子屋さん☆おじいさんが作る帽子はとても美しく、型くずれのしない丈夫な帽子なので、たくさんの人が買いに来ます。そんな帽子屋さんを、空の上からいつも見ていたお月さん~自分も帽子が欲しくなって、おじいさんに頼みます。お月さんのために大きな大きな帽子を作るおじいさんってすごいな!そして3つの帽子(3つの秘密)を作ってもらいましたよ。帽子をかぶるとっても可愛いお月さんが、暗い夜をほんのり照らしてくれるなんて~そう思うと、夜は寂しくないね、楽しくなるね(*^^*)2014/11/28
-
- 和書
- クリスマスってなあに?