講談社の創作絵本
うみのいろのバケツ (新装版)

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  • サイズ A4判/ページ数 1冊(ペ/高さ 21X22cm
  • 商品コード 9784061325500
  • NDC分類 E
  • Cコード C8771

出版社内容情報

バケツの中で花嫁衣裳を編んでいた「なみのむすめ」。夏が終わる日、なみのわかものに嫁ぎ、バケツの中には貝がらが・・・・・・。 バケツを持って、お母さんと海に遊びにやってきた少女が出会った、「なみのむすめ」。なみのわかものと結婚するため、ひっくり返したバケツの中で、うみのあわのドレスを編んでいる、というのです。少女はバケツを貸してあげました。
 夏が終わる日、少女が浜辺に見に行くと、白いドレスの小さな女のひとがバケツのそばに立っていて、少女にお礼をいいました。すると、なみのわかものが、寄せてきて、なみのむすめを海に連れていきました。
 バケツの中には、貝がらがひとつ入っていました。少女はそれを、ずっと大切にもっていたのでした。

立原 えりか[タチハラ エリカ]
著・文・その他

永田 萠[ナガタ モエ]
著・文・その他

内容説明

夏休み、海にやってきた少女。ひっくりかえしたバケツの中から、ある日、声が聞こえてきます。「わたしに、このバケツをかしてね。」海と同じ色のバケツは、ほんのりと光っていました―。いつまでも心に残る、夏のものがたり。永田萠描きおろしポストカードつき(初版限定)。

著者等紹介

立原えりか[タチハラエリカ]
東京都に生まれる。1957年に自費出版した『人魚のくつ』で第8回日本児童文学者協会新人賞を、1961年に『でかでか人とちびちび人』で第2回講談社児童文学新人賞を受賞。童話創作の機関誌「ヒースランド」編集長。2013年第52回児童文化功労賞受賞

永田萠[ナガタモエ]
兵庫県に生まれる。1987年、エッセイ画集『花待月に』(偕成社)で、ボローニャ国際児童図書展グラフィック賞を受賞。著作は140作以上に及ぶ。国内外で数多くの展覧会を精力的に開催している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

117
1983年に初版だった作品の新装版。立原えりかさんと永田萌さんがコラボした作品が昔からすごく好きで、懐かしくなって手に取った。海辺に置いたバケツの中身が日に日に変わって、という話なのだが、教訓めいたものも何かを押し付けてくるような感じもなく、優しくて美しい純粋なファンタジーにホッと心が和めた。一般的には女の子向けとされてしまう内容なのだろうけれど、男子だってこういう作品読んでいろいろ感じるところはあるのだよ、とそれだけは言っておきたい。2014/06/21

hasemi

14
四季のシリーズの中でこれだけ持っていなかったのでこの夏、購入。沢山の青にやさいし言葉が重ねられ織りなす、夏の一コマ。風や波の音、潮の香りも届きそう。新装版でサイズが違うけれど、おまけに付いていた絵はがきが嬉しいです。2013/09/28

定年(還暦)の雨巫女。

12
《図書館‐新刊》海に置き去りにされたバケツの周りでおきたことが、楽しい絵本。永田萌さんの素敵な絵が素敵。2013/08/28

リリィ

11
うみの色と同じバケツを手にした少女が、浜にバケツを置いて遊ぶうちに、代わる代わる海の住人がバケツに訪れます。それはまるで小さな海のよう。少女が彼らにバケツを順に貸していると、今度は私に貸してとバケツから声がして…。眩しい一夏を、こぼれないようそっと優しく両手ですくったような絵本。永田さんの多彩なタッチで、色々な海と空の青を堪能出来ます。じっと眺めていると、潮の香りとさざ波の音が聞こえてきそう。相変わらず女の子の服もとても可愛いです。きっとこの後も色んな小さな海の景色が作られていくんだろうなあ…2014/02/19

絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

6
ある日バケツの中から声がして…。子どもならではの不思議な体験、青い色の広がりが夏を美しく表現しています。  ※外出自粛中の中メンバーと、いつもは選書しない分野に挑戦しように取り組んでます。高齢者向けの得意なメンバーが選書した子ども向け(赤ちゃんから小学生対象)の選書。これまで紹介した絵本は省いています。2020/05/01

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