講談社の創作絵本
りんご畑の12か月

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A4判/ページ数 1冊(ペ/高さ 22X27cm
  • 商品コード 9784061325173
  • NDC分類 E
  • Cコード C8771

内容説明

ふゆ、しはつでんしゃがうごきだすころ。やすおじさんは、よがあけるまえから、はたらきはじめます。りんごばたけのつちはこおっていて、きのえだはとてもかたい。おいしいりんごをつくるためあづみのののうかのいちねんがはじまります。

著者紹介

松本猛[マツモトタケシ]
絵本・美術評論家、作家、絵本学会会長、ちひろ美術館(東京・安曇野)常任顧問、信州自遊塾塾長。1951年、東京都に生まれる。東京藝術大学美術学部芸術学科卒業。1977年に、「いわさきちひろ絵本美術館」(現、ちひろ美術館・東京)、1997年に、「安曇野ちひろ美術館」を設立。同館館長、長野県信濃美術館東山魁夷館館長を歴任

中武ひでみつ[ナカタケヒデミツ]
1972年、大阪府生まれ。2007年より絵描きとしての活動を始める。現在りんご農家の手伝いをしながら絵の制作、挿絵やポスターなどの仕事で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

出版社内容情報

美しい安曇野の自然を舞台に、りんご農家の1年を低農薬栽培に取り組む中武ひでみつ氏が描く絵本。甥への手紙形式で優しく語りかける

本書は、りんご農家の1年を、美しい安曇野の自然とともに見せていく絵本です。季節の移ろい、そして暁の静けさや広大な星空のもと、作り手によってりんごがどのように育てられていくかが見事に描かれています。
全編が伯父から甥への手紙の形をとり、子どもにやさしく語りかける文体となっています。農作業のなかで感じる哀歓、自然の美しさと怖しさを、みずみずしい感性で描き上げる本作は、年少の読者から大人まで広くとらえる魅力をもっています。嵐を乗りこえて実った真っ赤なりんごの愛おしさ、収穫の歓びを追体験できるはずです。
巻末には、それぞれの場面の農作業の解説もあり、日常の食卓にのるりんごが、いかに多くの愛情を注がれて作られているかを実感させてくれます。また本作は、困難を極めると言われる、りんごの低農薬栽培に取り組む中武氏によって描かれているだけに、どんなに手間がかかっても、食の安全を担うものとしての誇りがにじみ出ています。美しさとおもしろさに加え、食育、環境教育にも最適の内容となっていると考えます。
<あらすじ>
冬――始発電車の動き出すころ。やすおじさんは、まだまっくらな中、働き始めます。りんご畑の土は凍っていて、木の枝も固い。パチンパチンと剪定する手が痛みます。
緑が芽吹き、りんごの白い花が咲くと安曇野にも春がやってきたと実感します。けれど、こわいのは遅霜。籾殻を焚いて、りんごの木々を暖めてやります。
夏は、農薬をほとんどつかわないので、毎日が草との戦い。草の生命力はほんとうに凄い。仕事がおわり、ふと見上げると空いっぱいに広がる天の川。
そして、秋。りんごが丸々とふとってくるのを見るのは、楽しい。けれど、怖ろしいのは台風。明日、直撃の予報がでています。でも、何もできないのです。被害が出ないことを祈りながら……。

【著者紹介】
絵本・美術評論家、エッセイスト、ちひろ美術館(東京・安曇野)常任顧問、信州自遊塾塾長。1951年、いわさきちひろ(絵本画家)、松本善明(元衆議院議員・弁護士)の子として東京都に生まれる。東京藝術大学美術学部芸術学科卒業。ちひろの没後、1977年に世界初の絵本美術館となる「いわさきちひろ絵本美術館」(現、ちひろ美術館・東京)、1997年に「安曇野ちひろ美術館」を設立。同館館長、長野県信濃美術館・東山魁夷館館長を歴任。おもな著書に『安曇野ちひろ美術館をつくったわけ』、『ちひろ美術館の絵本画家たち』(新日本出版社)『「戦火のなかの子どもたち」物語』、絵本『ふくしまからきた子ども(3月刊)』 (岩崎書店)、『選挙カーから見た信州』(しなのき書房)、エッセイ集に『母ちひろのぬくもり』(講談社)、『安曇野ふわりふわり』(信濃毎日新聞社)、小説に『失われた弥勒の手━安曇野伝説』(講談社・共著)などがある。HP http://www.takeshi-matsumoto.jp/