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講談社の創作絵本
あめこんこん―ちいさいモモちゃんえほん

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  • サイズ B4判/ページ数 28p/高さ 25X27cm
  • 商品コード 9784061324015
  • NDC分類 E
  • Cコード C8771

出版社内容情報

「あめこんこん、ふってるもん。うそっこだけど ふってるもん あめふりごっこする もんよっといで。」というモモちゃんの声に、「いれて」とだれかが答えます。つぎつぎに仲間が加わっていって、最後に「いれて」っていったのは……。

・文/松谷みよ子さんからのメッセージ\n゛あめこんこん ふってるもん゛によせて 松谷みよ子

幼い子が、はじめて雨にさす傘と、長ぐつを買ってもらったよろこび。
まっかな傘に、まっかな長ぐつ。
おかあさんにおんぶして、雨の日、大きな傘でおでかけもうれしいけど、もう大きくなったんです。
じぶんの傘と、じぶんの長ぐつで、雨の日あるけるんです。
もううれしくて、
「はやく雨こんこん、ふらないかなあ」
と、空をみあげているうちに、もうじっとしていられなくなって、
「雨こんこん、ふってるもん、うそっこだけどふってるもん」
お天気なのに外へとびだしてしまうのです。傘をさして、長ぐつをはいて――。
おや、そうしたら、ポツリ、ほんとに雨がふってきて――。
生きてるって、すてきだな。
お日さまもだいすき、雨もだいすき。
一日一日が、どきどきするような新鮮なよろこびを、私たちも、子供といっしょにうけとめましょうよ。

・担当者のうちあけ話
松谷みよ子さんの代表作「モモちゃんとアカネちゃん」シリーズから、「ちいさいモモちゃん」のお話を絵本にした、武田美穂さん版「ちいさいモモちゃんえほん」は、1995年に小さいサイズで刊行されました。これは、子どもたちが、お家でお父さん、お母さんのおひざの上にのって読むことを想定したもの。

今回、それをリニューアルして幼稚園や保育園での読み聞かせにも使えるように、すこし大きめサイズにしました。じつをいうと、そのきっかけは設定が拡大のまましてしまったカラーコピー。そのモモちゃんがなんともいえずかわいく、こっち、こっちとよばれているようで、「大きいのもいいじゃない」とそのままダミー(試作品)を作ってしまいました。
お家でも、大勢の読み聞かせでも「あめふりごっこ するもの よっといで」「いれて」という文のリズムと、絵のかけあいを楽しんでくださると嬉しいです。(ほろほろ鳥)

松谷 みよ子[マツタニ ミヨコ]
著・文・その他

武田 美穂[タケダ ミホ]
著・文・その他

内容説明

新しいかさと長ぐつを買ってもらったモモちゃん。雨がふるのをまちきれません。「あめふりごっこするもんよっといで」というと、「いれて」って声が聞こえてきました。だれでしょう?文のリズムと絵のハーモニーをお楽しみください。よみきかせ:3歳から、ひとりよみ:6歳から。

著者等紹介

松谷みよ子[マツタニミヨコ]
東京都生まれ。作家。大人気となった「モモちゃんとアカネちゃん」シリーズ(講談社)をはじめとする童話や、絵本、民話研究など幅広い分野で、金字塔といえる作品群を発表する。1962年には『龍の子太郎』(講談社)で、国際アンデルセン賞優良賞を受賞

武田美穂[タケダミホ]
東京都生まれ。絵本作家。受賞歴多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りーぶる

14
リズムの良い絵本。武田さんの絵と松谷さんの文章で癒されました。(5歳)2021/08/29

ヒラP@ehon.gohon

14
買ってもらった傘と長靴を使いたくて、庭に出たモモちゃんが始めたのはあめふりごっこでした。 その気持ちよくわかります。 次第にあめふりごっこに仲間が増えてくることも嬉しいですね。 本物の雨まで来てしまいましたが、モモちゃんはとても嬉しかったですね。 ごっこ遊びのはやし歌が心地よいです。2019/06/24

ヒラP@ehon.gohon

8
おもちゃ図書館の読み聞かせイベントで読み聞かせしました。2019/06/15

あい

7
6月の読み聞かせ絵本(支援センターの親子対象)。復刻版を読みたかったのですが、人数が多かったので大きめのこちらをチョイス。登場人物の表情が生き生きしていて、復刻版よりも楽しい雰囲気。私はしっとりとした昔ながらのほうが好きですが、こちらはこちらで良いですね♪ 読み終わったあと、「かわいい絵本だねー♪」と話している親子がいて嬉しくなりました。 そのまま折り紙製作へと繋げて、傘とカエルを折りました。モモちゃんとかたつむりは色画用紙をちょきちょきぺったん。傘と長靴はそれぞれ好きな色を選んでもらいました♪2018/06/22

遠い日

6
小さいももちゃん。武田美穂さんの絵にすると、わたしが小さい頃読んだハードカバーのももちゃんのシリーズとは隔世の感で、全く新しいももちゃんとの出会いのようだ。子どもが小さなカサと長靴を喜んで、とにかくさしたがる、履きたがる時期があった。そんな頃を思い出しながら読んだ。雨がうそっこでも、カサは楽しい。させばそこには自分の世界が在るから。上手にさすかささないかは大人の側の問題。ももちゃん、とっても楽しそう。2015/01/28

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