出版社内容情報
ママがいなくっても、ぼくは泣かない。 ママを思い出しそうになったら、パパといっしょに夜のおさんぽです。暗い道、流れる雲……黙って歩きながら、冷たいジュースを買って帰ってきます。
内容説明
ねむれないよる、けんちゃんはパパとおさんぽにでかけます。つめたいジュースをがまんしてもってかえると、つめたくなったてのひらにふしぎなことがおこるからです。
著者等紹介
坂元純[サカモトジュン]
1965年、東京生まれ。東京大学医学部卒業。医学博士。小児外科医。現在、群馬県立小児医療センター外科勤務。「ぼくのフェラーリ」で第36回講談社児童文学新人賞入選。第7回椋鳩十児童文学賞受賞
金斗鉉[キントウゲン]
1953年、韓国のソウルに生まれる。1971年に来日。グラフィックデザイナーを経たのち、フリーイラストレーターとして、万博、展覧会のアニメーション原画や広告、装丁など幅広い分野で活躍。第24回JAA広告優秀賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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nago
3
眠れない夜、パパが外に散歩に連れ出してくれる。夜のまちを一緒にたどるうちに、眠れない理由が分かってくる。そういうことだったのか。2023/03/02
リッキーまち子
2
子供にとって夜に外に行くことは特別なこと。その記憶を、ジュースの缶のつめたさや布団の中の手のあたたかさ、外の暗さの中での自販機のぼんやりとした明るさなど、感覚に訴えかけることで追体験させてくれた。2011/01/06
庵治
1
わくわくドキドキの話かと思ったが…大きく予想を裏切られ、涙ぐんでしまった。子供は弱いようで強い。2011/04/24