出版社内容情報
ぞうのくれよんは、とっても大きい。ぼくは自慢のくれよんでいっぱいいっぱい描きたいのに、描くとなぜだか大さわぎになっちゃう。でも、もっともっと描きたいんだ。そんなぞうくんの、ダイナミックなお話です。 よい絵本、
厚生省児童福祉文化賞奨励賞受賞、厚生省中央児童福祉審議会推薦、全国学校図書館協議会選定図書、日本図書館協会選定図書
幼児から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
276
長 新太・作。ページをめくる度に意表を衝く展開の連続。「でもね この くれよんは」→次のページは「こんなに おおきいのです」。このページの絵はネコと並んだ同サイズのクレヨン。ひげの濃い胴長の親父めいたネコが秀逸。絵では、ゾウがライオンにおこられているところもいい。お話はナンセンスに徹しているのだけれど、絵も含めてどのページも長新太が満載。展開の発想が子どもの持つ大胆さにぴったり呼応する。 2025/07/08
やすらぎ
146
ぼくのくれよん。七色のくれよん。すごく大きなくれよん。それは、誰のくれよんかな。青色や赤色や黄色、巧みに鼻を使って描く大きな絵の鮮やかさに、森の動物が集まってくる。ジャポーン、あれっ、ムシャムシャ、あれれっ、熱い、逃げろー。みんな大混乱。これ以上みんなに迷惑はかけられないから、誰もいないところへ行ったけど、創作意欲が抑えられないみたいで面白い。四本のくれよんを握りしめて描いたものはなんだろう。裏表紙はきっと友だちを想って描いたのかな。もう少ししたら、森の中が芸術祭になるのかな。長新太さんの絵本は愉快です。2025/10/18
紫綺
114
ダイナミックなゾウのくれよん。元気にかくから、ホンモノとまちがえちゃう。どうぶつ仲間からブーイング。それでもお絵かき大すきだから、こりずにズンズンかいていく。とってもとっても、たのしそー♪2014/06/14
Natsuki
60
ぼくのくれよん♪誰のくれよん?(^w^)大小の比較が楽しい絵本。長新太さんの絵本はスケールがでかくてのびのびした気持ちになりますね。ライオンに怒られてもまったく反省した表情には見えないし、むしろテヘッみたいになってるところがなんともはや(*^。^*)2014/11/25
Kawai Hideki
56
タイトルは、ぼくのくれよんだが、そのぼくというのがゾウだから、クレヨンもビッグサイズ。猫くらいの大きさがある。その巨大なクレヨンでびゅーびゅー描くと、本物の池に見えたり、火事に見えたり、バナナに見えたり。あんまりみんなが大騒ぎするものだから、ライオンから厳重注意されたりするのだが、それでもゾウの描きたい気持ちは止まらない。やむにやまれず… 長新太の著者近影で初めてお顔を拝見。だいたい想像通りだった。2014/04/20




