内容説明
月夜のはまべでじいさんはハーモニカをふいていた。すると、おやこのたぬきがでてきた。まるいめだまをみひらいて、こちらをみてる。そのすがたがあんまりかわいいもんだから、じいさんはこえをかけた―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
10
おじいさんとタヌキの親子の関係がほのぼの。ラストが、あれ?もしかしてじどうしゃを運転していたおじいさんは…?と読み手にゆだねられています。【第25回 講談社絵本賞】2019/02/16
いっちゃん
10
本当は狸やったん?ってきかれても、さぁとしか。通じ合えるもんなんやね。2016/02/26
いろ
8
【再読:初読は新装版で2013.10.30】借りて来たのを見て6歳男児「あ!この絵本読んだ事ある~。」まだ1年前なので,覚えていたらしい。廃車解体場の番人小屋に住み,廃車部品片付けや使い残しの油抜きをして働くじいさんと狸母子4匹との交流話。じいさんの仕事や浜辺のゴミ拾い等,何となく環境問題へも意識を促している。独りのじいさんが少しずつ狸母子達と心を通わせていく様子は胸がポッとあったかくなる。オンボロ車が手入れで動くようになる過程は,車が好きならワクワク出来る。ラストはじいさんと狸達の心が1つになった象徴?2014/10/08
遠い日
6
渡辺茂男さんの物語はやっぱり安心して読めるのがいい。井上洋介さんの夜の闇の色、月夜の仄灯りの絵がすばらしい。そして、タヌキ一家との交流が温かく描かれる。廃車置き場、海辺のゴミなど時代に即した目も、配慮。廃品で作った自動車は、おじいさんとタヌキの絆だ。そして、月夜の魔法が最後に起きる。2014/10/28
チュンセ
5
おじいさんとタヌキの親子との関わり方がいいなぁ~~~!皆で力を合わせて車を作っちゃうなんてサイコ~!2015/06/05