ゆきやま

ゆきやま

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  • サイズ B4判/ページ数 1冊(頁/高さ 25X27cm
  • 商品コード 9784061318717
  • NDC分類 E
  • Cコード C8771

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ほんわか・かめ

14
今年の冬は雪が多く長い。待っていればいずれ春が来るからと、餌の尽きた雪山に留まる猿の集団。じゃあその春はどこから来るの?と無邪気に尋ねる子猿。あの山の向こうからよ、母猿の言葉に、じゃあ、春を迎えに行こう!と駆けていく子猿。固執することを止め、現状を打破するには動く。同じく飢えた人間一家は毒キノコを食し、笑い狂いながら絶えた。お父さんはこれを毒キノコだと知っていたのかな。どうせ死ぬのなら、お腹をすかせた子どもたちに腹いっぱいのキノコ汁を食べさせてやりたいと思ったのかもしれない。同じ状況で猿は生き抜いたぞ。2025/01/14

遠い日

5
とにかく絵に圧倒的な力がある。康禹鉉さんの絵ありきの本だと思う。雪に降り籠められ、飢えるサルの群れを襲う荒れた感情。感情のままにふるまおうとする若ザルを思いとどまらせたのは、一匹の子ザルのことばと行動。春を求めての乱暴ともいえる大移動は圧巻だ。命を賭して求めた春は、果たしてあった。この果敢な行動を勇気とみるか、暴挙とみるか、その人の立ち位置が問われる。2014/02/02

くろばーちゃん

3
いつまでも古い考えにしがみついていることなんてない。時には子供の発想が大人の発想を超えることだってある。それに賭けてみる大人も素晴らしい。それにしても、間にはさまっている、わらいたけのエピソードは切ない。2023/09/08

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