感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
50
巻末付録に「あなたも流行作家になれる」。解説は吉行淳之介。昭和50年刊か……。【エピローグ】<小説・演劇等の終結部。小説では枚数をふやすため、演劇では時間稼ぎのため、この手法が用いられる>。【女の一生】<モーパッサン作。読んだことはないが、非常にいやらしい話だそうである>。【詭弁】<本格推理小説の最後の10ページほどの「謎とき」の部分>。【横溝正史】<言語学者金田一京助が解決した犯罪事件を小説化した人>。【与謝野鉄幹】<詩歌機関詩「明星」を創刊した。いつから現在のような娯楽雑誌に変わったのかわからない>。2025/05/19
たか
44
ある意味、筒井康隆らしさが、最も色濃く出ている作品。エロ・グロ・ナンセンスの激しさについていくのがやっと。E評価2018/11/11
saga
35
【再読】大辞典は著者の博覧強記ぶりを再確認できる仕上り。エロ・グロ・ナンセンスな中に、自序で本当の事も書いてあるとのことだったので、疑心暗鬼で読めるという特典もある。巻末付録の流行作家論は、当時の時代背景を差し引いても、もしかしたら自分も作家になれるのではないかと勘違いしてしまうような内容。参考になることが多い、と思うのだが、作家を目指したことはないので……(^^;2017/04/18
金吾
14
背景を知っている人物や事柄については面白いと思う部分や言いたいことはわかる部分は多いですが、知らない話は何が言いたいのかわからない話がほとんどでした。総括すると自分には筒井康隆風のユーモアのセンスに欠けていることがわかりました。2020/09/09
ゆりあす62
12
読書録。中学の時、男子の間でよく読まれてた本。そんなに面白いのかと、手に取ったのは二十歳越してから。君ら、そん時に教えてくれよ女子にも・・・。二十歳越してからだとツボが違うんだよ。(笑)