出版社内容情報
【内容紹介】
直樹は、夏休みにおとずれた田舎の町で、イーダという小さい女の子の帰りを待ちつづけている、ふしぎないすに出会った。イーダというあだ名をもつ妹のゆう子といすの謎を追う直樹は……。原爆の惨禍を告発する傑作。
赤い鳥文学賞特別賞受賞
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
♪みどりpiyopiyo♪
29
子供の頃に読みました。小学校の図書室で借りて。■感じるものがあって、自分の心に 自分でも説明がつかなくて、幾度も繰り返し読んだことを覚えています。説明のつかない気持ちを 説明のつかないまま持ち続けられてよかった。読書感想文とか書かされなくて幸いでした。
ほりん
25
子どもの頃、母が4歳上の兄のためにこの本を買ってきた。私は最初の部分だけ読んでもらって、冒険物語だと思っていた。小学校高学年になって自分で読んで、原爆についての物語だったことを知り、驚いた。りつ子の最後の手紙をきちんと理解できたのは、さらに後だったと思う。以来、繰り返し読んできた。この本のおかげで、原爆の痛みをより深く感じるようになった気がする。このテーマで、子どもの本を書いた松谷みよ子に、感謝したい。2018/08/06
きゆやすか
1
全集14 挿し絵は倉石隆。この家の中を「イナイ、イナイ」と言いながら歩くイスのイメージは鮮烈でした。2021/04/28
チタカアオイ
0
【図書館】2017/09/15




