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出版社内容情報
【内容紹介】
考える喜びをあなたに!!
平行線とは同じ平面上にあって互いに交わらない二直線のことである。ではこの平行線はどう見えるだろう?たとえば東西に真っすぐ延びた線路――この平行な二直線は地平線の一点に集まっているように見える。東を見ても西を見ても……。それでは平行線とは2つの無限遠点で交わっている直線なのだろうか?本書とともにこんな素朴な疑問を追っているうちに、いつの間にか、あなたは、幾何学とはどんな学問かを悟り、非ユークリッド幾何の世界に踏み込んでいる自分に気づくことだろう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
defplus
2
地球上のある地点から南に1キロ歩き、次に東に1キロ歩き、さらに北に1キロあるいたら元の地点に戻ってきた、なぜか? というなぞなぞがある。5分以内にピンときたらあなたには非ユークリッド幾何学のセンスがある。本書は、ユークリッド幾何学の公理「有効な平行線が1本しか引けないこと」への素朴な疑問、分野最大の功労者ボヤイ含むに幾何学の歴史の系譜、無矛盾な非ユークリッド幾何学のモデルの鑑賞という3部の流れで、不思議の世界を案内する。たまの休日にはキツネにつままれながら無限遠点に思いを馳せるのもいいかもしれない。2010/06/10
ピリカ・ラザンギ
1
球面上の幾何を考えて、平行でも(無限遠で)交わるとは?ということを考える。その時にガウスとボーヤイ・ヤーノシュとの話、リーマンとクラインの話になる。P144くらいのクラインの話になるともうモデルを新しく作るという話になるのでユークリッド幾何は一つのモデルだったという話になる感じなのだけど・・・。補講もちょっとやってみたのだけど後ろの方はギブしたし・・・。やっぱむずい。2014/12/30
MEGROCK
0
幾何さいこー あんまし頭よくないんで、内容は半分くらいしか入ってませんが、非ユークリッド幾何が飛び出す様はもーモデルビルドからのモデルビルドで、無から有的なトコにハーハーしちゃう鬼畜になりますた。2015/11/11
massn
0
直観とモデル図と計算を貫くエッセンス。2015/08/04
bokassa_1er
0
ガキのころ初めて読んだときは、世界観が変わってしまった。おかげで、よせばいいのに「数学」を学ぼうとさせてくれた本。でも読みやすいです。2013/06/10